オンラインで気軽に遊べるゲームとして話題になった英単語パズルの「ワードル(Wordle)」をご存じでしょうか?
一日一問だけ出題されるシンプルなゲームで隙間時間に簡単に英語が学べる事がら、世界中で人気を集めています。英語好きやワードゲーム好きの人なら、知らないと損するほど
この記事では、ワードルとはどんなゲームか、その魅力や英単語学習としての活用法、そして遊び方・攻略法を詳しく紹介します。
ワードルとは?
ワードルとは、シンプルなのに奥が深い単語推理ゲームです。5文字の英単語を6回以内に当てると正解で、答えとなる英単語は毎日変わります。最初にどんな単語を入力してもOKで、プレイヤーはその結果から正解を推測していきます。
2021年ごろにSNS上で爆発的に広まり、現在ではアメリカの新聞社「New York Times(ニューヨーク・タイムズ)」が自社サイト上で運営しています。
特徴は「1日1問」だけ挑戦できる点で、毎日世界中のプレイヤーが同じ単語に挑み、結果をSNSで共有する風習が生まれました。ツイッターやインスタ上で、緑・黄色・灰色のマスが並んだ投稿を見たことがある人も多いでしょう。
ワードルのマス目上の色で分かるヒントシステム
ワードルでは、正解に近づけるためのヒントが用意されています。各文字の判定は色で表示されます。
- 緑: 正しいアルファベットが正しい位置に入力されている
- 黄: 同じアルファベットは含まれているが位置が違う
- 灰色: そのアルファベットが単語に含まれていない
この色のヒントを手がかりに、次に予測した単語を入力していくことで正解を導き出すのがワードルのゲームの基本的な解き方です。シンプルな推理ゲームですが、英語力と論理的思考の両方が試されます。
ワードル(Wordle)とは英語学習ゲームのこと?
ワードルでは毎日異なる英単語が正解となるため、ゲームで遊びながら語彙力を伸ばせるの点が魅力です。英語圏のプレイヤーでも答えを出すことが難しい単語や、日常会話で使用する英単語が幅広く出題されるため、英単語をたくさん学びたい時にプレイするにはぴったりのゲームです。
例えば「PLANT」「CHAIR」「SMILE」など、日常的な単語がよく登場します。
英語学習への応用法
英語初心者の方でも、以下の方法でワードルを学習ツールとして活用できます。
- わからない単語は辞書で意味を調べる
- 発音を確認して音読する
- 類似単語(派生語・同義語)も一緒に覚える
ワードルで出てくる単語の意味や発音を調べて学習すれば、単なるゲームではなく英単語クイズ形式として楽しめるため、一石二鳥です。
ワードルの遊び方は?
ここでは、ワードル(Wordle)の基本ルールを紹介します。
- NewYorkTimesからWordleページを開く
- 最初に5文字の英単語を入力(例:APPLE)
- 判定が色で表示される(緑・黄・灰色)
- 黄色や緑のアルファベットが当たるように英単語を繰り返し入力
- 6回以内に正解を導けばクリア
どの文字が合っているのかを少しずつ探りながら、論理的に推測を積み重ねるのがポイントです。ワードルの正解単語は毎日1つだけ更新され、翌日には新しい問題に挑戦できます。
ワードルのアプリはある?
ワードルはアプリをダウンロードしなくても、NewYorkTimesの公式サイトから無料で簡単にプレイできます。異なる会社が開発している類似のアプリが多数ありますが、公式ではありません。
スマホやPCのブラウザ上でスムーズに動作し、英単語が入力しやすいシンプルなデザインです。また、NewYorkTimesは、毎日Wordleの答えに関連するヒントページを更新しているので、併せて楽しむことができます。
テーマが異なる類似アプリも多数
ワードルの人気の高まりとともに、日本語版ワードルの「Wordle Ja」や6文字版の「Wordle2」「ポケモンWordle」など、派生ゲームも登場しています。
たとえば「漢字ル」や「世界ル」など、日本語・地理知識を試すゲームも人気。また、上級者向けにふたつのWordleを同時に予想する「Dordle」や4単語を推理する「Quardle」など様々なバリエーションがあります。
ワードルの攻略法は?
ワードルでは、初手でどの単語を入力するかがキーとなります。シンプルに見えますが、コツや解き方がわかっていると正解率が一気に上がるゲームです。
母音が多く含まれる単語を選ぶ
最初の単語は「A」「E」「I」「O」「U」など母音を含むものを選ぶのが鉄則です。さらに頻出子音の「R」「S」「I」「N」「L」が含まれている単語を選ぶとなお良いでしょう。
たとえば、経験者がよく使う初手は以下のような単語があります。
- ADIEU
- AUDIO
- CRANE
- REACT
- SOARE
など、母音が含まれている単語を試して、その位置がわかると単語の構造が見えてきます。
序盤では同じアルファベットを重複させる単語(例:BLOOM、SLEEP)よりも、異なる文字を多く含む単語を選ぶと効率的にヒントを得られます。
ヒントの色を冷静に判断する
次に序盤で単語を入力した後にヒントで現れた色(緑・黄・灰)を冷静に分析しましょう。
例えば、「SOARE」で、SとE:緑、A:黄色、OとR:灰だった場合、S、E、Aが含まれる単語で、Aの位置を変えて作られる単語が正解。「S__AE」や「SA__E」といった形が候補になります。このような点を整理しながら、排除法と推測力で単語を導いていくのがポイント。解き方に慣れてくると、少ない回数で正解を出せるようになります。
ワードルに登場する単語パターンを覚える
ワードルの過去問に登場した英単語の傾向を覚えるのも有効です。また、英単語のよくある特定パターンがあり、そのような構造を意識しておくと、答えを導きやすくなります。
- 末尾:-ING/-ION/‐ED/‐LYなど
- 語頭:TH‐/SH‐/CH‐など
- 子音+母音+子音: PLANT/TRAIN/SHARPなど
また、X(旧Twitter)でヒントを出し合っている海外プレイヤーが多いため、関連した投稿を参考にするのもおすすめです。
まとめ
ワードルとは、英語の語彙力と推理力を同時に鍛えられ、「楽しみながら学べる」英単語パズルです。シンプルでありつつ、毎日1問という制限がプレイヤーの挑戦意欲をかき立てます。
遊びながら自然と単語に触れることで、英語学習にも役立つため、英語力を伸ばしたいと考えている人に最適のゲームといえるでしょう。