(以下画像の出典:YouTubeアナログゲームアドバイザー 大ちゃん)
相手が隠し持つ5つの数字を当てる数字当てボードゲーム『タギロン(TAGIRON)』、オリジナル版の「たぎる論理」というゲームをリニューアルして登場したボードゲームで、2人用ルールだったゲームに3人・4人用ルールが追加されて、さらに楽しみやすくなりました。今回はタギロン(TAGIRON)のルールや遊び方をご紹介します。
タギロン(TAGIRON)の基本情報
オリジナル版の「たぎる論理」というゲームをリニューアルされたもので赤箱がJELLY JELLY CAFEから発売された旧版で、黄箱が幻冬舎から発売された新装版となっています。赤と青の0~9(※5のみ黄色)の数字タイルが各1枚あり、この前提をヒントに「5はどこ?」「赤の数の合計は?」などの質問カードを使って相手が持っているタイルの「数字・色・位置」を推理します。質問をうまく選んで情報を獲得して相手よりも早く答えを導く論理パズルゲームです。
- 発売時期:2018年9月20日
- プレイ人数:2人〜4人
- プレイ時間:15分程度
- 対象年齢:10歳以上
- ジャンル:推理
- デザイナー:倉橋良平
- 販売元:幻冬舎edu
タギロン(TAGIRON)の内容物
ついたて4枚、質問カード21枚、数字タイル20枚(0~9が各2枚ずつ)、数字タイルは赤・青が「0~9」まであり、「5」だけは黄色という仕様になっています。
タギロン(TAGIRON)のゲームの目的・勝利条件
お互いに数字タイルを隠し持ち、質問カードを使いながら相手の情報を予測し、先に相手の「数字」と「色」を順番通りにぴったり当てた人が勝ちとなります。
タギロン(TAGIRON)のルールとゲームの流れ
まずはゲームの準備として全ての数字タイルを裏向きにして、1人5枚ずつ取ります。5枚ずつ取ったらその他のタイルは使わないので避けておきましょう。
ついたてを使って自分の数字タイルを隠しながらついたてに書いてある「数字の順序ルール」に従って数字タイルを並べ替えます。数字の順序ルールとは「数字の小さい順に左から並べる」「同じ数字なら赤が左青が右」などといったルールです。
最後に質問カードをシャッフルして山札として設置し、山札から6枚引いて中央に並べたら準備完了となります。
2人用のルール
2人で遊ぶ場合は、先行プレイヤーは中央に置いた質問カードの中から1枚選び書かれた内容を相手に質問します。質問カードには数字の位置に関する質問カードや色に関する質問カード連番に関する質問カード、共有情報カードといった様々な質問カードがあり、聞かれた質問に正直に答えなくてはいけません。
質問したカードは場から取り除きます。取り除いた分のカードは山札から補充し、常に場には6枚の質問カードが並ぶことになります。
ある程度の予想ができたら自分の手番で質問する代わりに相手の数字・色・位置を宣言することができます。相手から宣言された場合はどこが違うか答える必要はなく、間違っていたら違うことを相手に伝えます。全て正解していたら正解していることを相手に伝え、正解した人が勝者となります。
※先行プレイヤーが正解した場合は後攻プレイヤーも宣言することができ、後攻プレイヤーが正解した場合は引き分けとなります。
3~4人用のルール
3人、4人ルールの場合は相手のタイルを当てるのではなく場に伏せてある数字タイルを当てることがゲームの目的となります。3人の場合は全員が5枚ずつ数字タイルを取って余った5枚を裏にした状態で中央に配置します。4人の場合は全員4枚ずつ数字タイルを取って余った4枚を中央に配置します。
3人でプレイする場合の質問カードは質問者以外の2人が答え、4人でプレイする場合いは質問した人を含む全員が回答するというルールに変わります。
そして、宣言する場合のルールも2人ルールと異なり、1人1回までしか宣言することができません。失敗するとその時点で脱落となってしまうのでよく考えて宣言する必要があります。
宣言した人は自分だけ伏せてある数字タイルを確認することができ、完璧にあっていたら宣言した人が勝利となります。残ったプレイヤーは2位以降を決めるためにゲームを続け、宣言を失敗して脱落した人は質問カードを選ぶことはできませんが、他のプレイヤ-の質問には答えなければなりません。
タギロン(TAGIRON)の魅力
隠された数字を当てるというシンプルな数字当てゲームでありながら順番や色と複雑な予測をしてそれを完璧に答えるという難しさにあるのではないでしょうか。質問カードを使って予測を絞っていき自分の予測が見事的中した時はなんとも言えない感情になります。自分がされたら嫌な質問は潰しておくなどの戦略、頭をフルに回転させる推理力はこのゲームならでは楽しさではないでしょうか。
タギロン(TAGIRON)はオンラインでも楽しめる!
ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「ボードゲームアリーナ(Board Game Arena)」で遊ぶことができます。
まとめ
今回は『タギロン(TAGIRON)』のルールや遊び方をご紹介しました。数字・色・順番を完璧に当てるという本当にそんなことができるのかと思える奥が深い推理ゲームのタギロン、さらにタギロンから追加された3人、4人用のルールも一度で完璧に答えるという超難易度でこれまでのタギロンに飽きた人でも十分に楽しめる内容になっているのではないでしょうか。2人ルールでは味わえないさらに上級者向けの3人、4人用ルールのタギロンは答えが当たった時のスカッとする爽快さが気持ちよくなんとも言えません。ぜひ一度遊んでみてはいかがでしょうか。