ワーカープレイスメント系のボードゲームとして人気の『エバーデール(Everdell)』、完全日本語版も2020年に登場しボードゲーム界では話題になりました。今回はそんなエバーデールをオンライン版で楽しむことができる、エバーデールのSteam版をご紹介します。(※アプリ版もありますが今回はSteam版でご紹介します。)
エバーデールの基本情報
ボードゲーム版『エバーデール(Everdell)』は2018年に出版され、大手ボードゲームサイトBGG主催「ゴールデン・ギーク賞」2018年ノミネート、オーストラリアのボードゲーム賞「Kanga Game of the Year」2019年大賞、オランダのボードゲーム賞「Nederlandse Spellenprijs Best Expert Game」2021年大賞など数々の賞を受賞した名作のボードゲームです。
そんなエバーデールをオンラインで遊べるようにDire Wolfが開発・販売を手がけ、2022年7月にリリースされました。
(以下画像の出典:YouTube公式 Dire Wolf Digital)
- リリース時期:2022年7月
- プレイ人数:1人〜4人
- 開発・販売:Dire Wolf
- 対象OS:Windows、macOS
- 価格:2,050円(Steam版)1,500円(アプリ版)
- プレイ時間:40分〜80分
- 対象年齢:13歳〜
- サポート言語:日本語・英語など7カ国語
エバーデールのゲームモード
オンライン版エバーデールのゲームモードには「チュートリアル」「ローカルプレイ」「オンラインプレイ」の3つのモードがあります。ローカルプレイではソロプレイやCP対戦の他、複数人で1つの端末を回してプレイすることも可能になっています。オンラインプレイをするにはアカウントの登録が必要になります。
チュートリアルプレイ
チュートリアルプレイではゲームの流れを確認することができます。ボードゲーム版をプレイしたことがある人であれば不要かもしれませんが、手札と、労働者のコマ2つを受け取り労働者の使い方から順に説明してもらえます。季節は「冬」から始まり「冬→春→夏→秋」の1年間で勝負を決します。
エバーデールゲームの目的・勝利条件
エバーデールの勝利条件・ゲームの目的は1年の間、最後の季節「秋」が来るまでにプレイしたカードで街を作っていきます。ボードゲーム版同様に街に置けるカードは15枚までで、街を発展させていきながら最終季節が終了した時点で勝利点や各カードに書かれている勝利点トークンを一番多く稼いだ人が勝者となります。
エバーデールのゲームの流れ
プレイヤーが自分の番に行える行動は「労働者の配置」「カードをプレイ」「季節の変更(進める)」の3つの行動から選んでプレイしていきます。
「労働者の配置」
まず初めに「労働者の配置」についてご説明します。労働者とはゲームに登場する動物のことを指しており、動物達は「リス」「カメ」「ネズミ」「ハリネズミ」の4種類があります。この4種類の動物を「労働者(コマ)」と呼び、この労働者を配置することで資源を回収したりすることができます。
配置する際は動物の足跡のマークの場所に配置することができ、配置することでその場にある看板に描かれている資源を回収したり、カードを回収したりすることができます。
動物の足跡マークは2種類あり、足跡マークを丸で囲んだものと足跡マークが完全に丸で囲まれていないものがあります。この違いは完全に丸で囲まれたものが労働者を1匹しか配置できない場所で、完全に囲まれていないものは他の労働者が一緒に配置しても大丈夫な場所になっています。
「カードをプレイ」
「カードをプレイ」では手札や広場に置いてあるカードを、コストを払うことで使用することができます。コストとは労働者(動物達)が回収した資源のことを指しており、資源には「小枝・樹液・小石・果実(ベリー)」の4種類があります。例えば「農場」のカードをプレイしたいのであれば、そのカードのコストに書いてある「小枝×2、樹液×1」が必要になるといった感じです。
カードにはコンボというものがあり、例えば果実2つを使って手札の動物カード「船頭ガエル」をプレイします。その効果は「町にある「農場」1枚につき、小枝×2を得る」です。これで小枝×2と、1勝利点も獲得しコンボが繋がったというイメージになります。
プレイできる動物カードにも種類があり、何枚でも配置できる「一般動物」と、1枚しか配置できない「特別動物」があります。中には特殊な状況で効果を発揮する「祝福カード」など特殊なカードもありますので、そのカードの特性を理解して上手にコンボになるように意識しましょう。
フィールドの中には「安息地」というものがあります。「安息地」では手札を2枚捨てることで好きな資源1つと交換することもできますので上手に利用しましょう。
「季節の変更(進める)」
労働者を使い切り出せるカードが無くなったらターンが終了し「季節の変更(進める)」という状態になります。「季節の変更(進める)」ことで、春は「労働者+1、生産カード(※「農場」のカードのようなもの)の効果を再実行」、夏は「労働者+1、広場カードを2枚引く」、冬は「労働者+2、生産カードの効果を再実行」といったように労働者が増えていくのでできることも多くなります。
エバーデールの特殊ルール
オンライン版エバーデールでは「チャレンジ」や「ラグワートの試練」といった特殊なルールでエバーデールを楽しめるモードもあります。ボードゲーム版を遊びつくし極めた人、オンライン版を遊びつくし退屈な人などはこういった特殊ルールのエバーデールを楽しんでもいいかもしれませんね。
【まとめ】エバーデールのルールを覚えて遊んでみよう!
今回はオンライン・Steam版の『エバーデール(Everdell)』をご紹介しました。通常のボードゲーム版は再販も完売し、今では手に入らないというほどに人気でなかなか遊ぶことができませんでしたが、今回ご紹介したSteam版であればボードゲーム版より安価ですぐに遊ぶことができます。アプリ版も安価な設定になっているので興味があればぜひ遊んでみてください。