アークライトとオインクゲームズのコラボ作品で話題となっている『タイガー&ドラゴン』というボードゲームを皆さんはご存知でしょうか。麻雀のような牌を使って楽しむ新しい形のボードゲームです。今回はそんな『タイガー&ドラゴン』のルールや遊び方をご紹介します。
タイガー&ドラゴンの基本情報
『タイガー&ドラゴン』は、アークライトゲームズとオインクゲームズのコラボ作品で販売は株式会社アークライトが行っています。他のプレイヤーの手牌を読んで自分の手牌を出し切ることを目指すボードゲーム作品で、グラフィックデザインだけでなく、ゲームルールを含めた総合的な体験に対しても細かく意見を出し合い作られた作品です。10種類もの戦場カードによって得点ルールが変わり、いくつもの楽しみ方ができ、繰り返し遊ぶことができるゲーム性になっています。

(以下画像の出典:YouTube アークライト公式チャンネル)
- 発売時期:2021年12月
- プレイ人数:2〜5人
- プレイ時間:20分程度
- 対象年齢:8歳〜
タイガー&ドラゴンの内容物
『タイガー&ドラゴン』の内容物は、個人ボードが5枚、戦場カード10枚、タイドラ牌38枚、得点チップ50枚、スタPマーカーとなっています。牌に描かれている記号のように見えるものは数字で、1〜8の数字があり、数字の数と同じ数の牌があります。赤と青に分かれた色はそれぞれ赤は奇数、青は偶数を表しています。

タイガー&ドラゴンのゲームの目的・勝利条件
『タイガー&ドラゴン』のゲームの目的・勝利条件は、自分の手牌を全て出し切ることになります。先に全ての手牌を個人ボードに置ききったプレイヤーが得点チップを獲得することができ、最終的に得点チップを10枚集めた人が勝者となります。

タイガー&ドラゴンのゲームの流れとルール
ここからは『タイガー&ドラゴン』のゲームの流れとルールをご紹介します。

まず、各プレイヤーは個人ボードを受け取ります。次に、今回の得点ルールとなる戦場カードを1枚選びます。戦場カードは10枚あり、それぞれでゲームの得点方式が変わるので好きな戦場カードを選びましょう。

最後に38枚ある裏にしたタイドラ牌から人数に応じた枚数を手牌に取ります。例えば4人で遊ぶのであれば9枚(4人×9枚=2枚余り)といった感じになります。そして、スタートプレイヤーを決め、その人はスタPマーカーを受け取り、余りの牌から1枚手牌に加え準備完了となります。

最初のプレイヤーの人は、個人ボードの上段「攻め」の列に自分の牌を1枚表向きで置きます。最初のスタートとなる牌は赤しか出せないようになっています。

攻めの牌が出されたら次のプレイヤーは「受け」の列に「受け」を出すことができます。例えば最初のプレイヤーが赤の7を出したとしたら、受けをするプレイヤーは赤の7を出すことで受けることができます。受けたプレイヤーはそのまま「攻め」を行うことができ、その場合は「攻め」の列に自分の手牌を置いて次のプレイヤーに移ります。

「受け」をするのは強制ではなく、「受けられない」または「受けたくない」場合は「パス」をすることもできます。パスされたらそのまま次のプレイヤーに手番が移り、誰かが受けるまでパスすることができます。
1周ボーナスの連撃
自分の攻め牌を誰も受けずに全員がパスしたら「1周ボーナス」というものが発生します。全員がパスして「1周ボーナス」が発生した場合、受けの列に好きな手牌を裏向きで出すことができます。さらにそのまま「攻め」の牌を置くことができ、一気に2枚牌を出すことができるのです。「1周ボーナス」を連続成功させ、一気に逆転することも可能なのです。
「ドラゴン牌」と「タイガー牌」
数字の他に「ドラゴン牌」と「タイガー牌」と言われる2つの奥義牌というものがあります。この2つの奥義牌は「受け」のスペシャリストで、「ドラゴン牌」は全ての奇数牌を受けることができ、「タイガー牌」は全ての偶数牌を受けることができます。しかし、欠点としてこの2つの奥義牌は、それぞれ全ての奇数・偶数を受けられる変わりに「攻め」となるとその逆でどの奇数・偶数でも受けることができるのです。

全ての手牌を出したら上がり
最終的に全ての手牌を個人ボードに置くことができたら「上がり」となります。上がった人は戦場カードを確認して上がり牌に応じた枚数の得点チップを獲得することができます。「1周ボーナス」を発生させていた場合は、裏面にした牌1つにつき得点チップを1枚追加で獲得することができます。1人が上がったらそのゲームは終了となり、次のゲームに移ります。これを繰り返しながら最終的に得点チップを10枚集めた人が勝者となります。
タイガー&ドラゴンの魅力
『タイガー&ドラゴン』の魅力は、シンプルなゲーム性で誰もが気軽に楽しめるゲーム性になっていることではないでしょうか。見た目が麻雀っぽいので難しそう…ということは全くなく、相手がどんな数字を持っているのか、ヒリヒリした読み合いが面白いゲームになっています。中盤くらいまでは順調にいったかと思えば終盤で逆転!なんてこともザラにあり、10枚用意されている戦場カードで、さらに楽しみ方が広がります。2人以上から遊べるようになっていますが、個人的には4〜5人で楽しむのが一番盛り上がる印象を受けました。

タイガー&ドラゴンはオンラインでも楽しめる?
残念ながら『タイガー&ドラゴン』のオンライン版は、現在確認することができませんでした。2021年12月に登場したばかりの『タイガー&ドラゴン』、今後はもしかしたらオンライン版やアプリ版が登場するかもしれないので、新たな情報に注目です。
まとめ
今回は『タイガー&ドラゴン』のルールや遊び方をご紹介しました。数々のヒット作を作り出してきたアークライトゲームズとオインクゲームズのコラボ作品ということもあり、ボードゲームに新しい風を入れてくれそうな注目作品の『タイガー&ドラゴン』、見た目以上にシンプルなゲーム性で今後流行りそうな作品となっています。アナログなゲームは余り遊ばれなくなった現代ですが、今後もこういったアナログなボードゲームの文化は残っていってもらいたいものです。









