ボードゲームは世界中で開発され、多くの人がプレイしています。そのなかでも、エジプトが発祥とされているボードゲームが「カロム」です。カロムは歴史が深く、未だに日本でも楽しまれているボードゲームの一種となっています。今回はエジプト生まれのボードゲームであるカロムの歴史や遊び方について、詳しく解説していきましょう。
カロム ボードゲームとは?
カロムの起源はエジプトが発祥とされていますが、詳しい情報は記録が残されていないと言われています。残っている伝承では、ボードゲームとして広くプレイされていたと考えられており、元々は家庭でのエンターテインメントとして楽しまれていました。
ボートとディスク
カロム ボードゲームは、通常、木製で四角い形をしており、コーナーには穴があいているポケットがあります。ボード上には4つのコーナーポケットが用意されており、プレイヤーは、手で打つ小さな円形のコマを使ってコーナーポケットにコマを落とすのがルールです。
大会も開催されている
カロムは国内外で大会が開催され、プロフェッショナルなプレイヤーも存在します。カロムの大会では、高度な技術と戦術が求められ、競技としても認識されているようです。「カロム」は家庭や友達との楽しい時間を過ごすためのゲームとして広く親しまれており、そのシンプルながらも戦略的な要素があるゲームプレイが魅力になります。
カロムの遊び方
ビリヤードのルールに似ているカロムの遊び方はシンプルで、コマをコーナーにあるポケットに入れるのが基本的なルールです。具体的に、どのような遊び方をするのか詳しく解説します。
- ストライカーを自分のエリアライン上から指で弾く
- 自分の色のコマをポケットに落とす
- 自分の色のコマを落とすことができれば、もう一回自分のターン。落とせなかったら次の人にターンが回る
- 自分の色のコマを全てポケットに落とせば王手
- 最後にジャックを落とすことができれば勝ちです。
ペナルティについて
カロムでは、一定のプレイを行った場合、ペナルティが伴う可能性があります。例えば、ポケットにストライカーが入ったときは、ポケットから自分のコマを一つ盤上に戻すのがルールです。そのときにコマが一緒に落ちたときは、ノーカウントとなり、盤上中央に戻す必要があります。王手のとき以外にジャックをポケットに入れた場合は、ペナルティとしてポケットから自分のコマを5つ盤上中央にジャックと一緒に戻さないといけません。
カロムは滋賀県の彦根市で盛んに行われている
エジプトから伝わったカロムは、現在では滋賀県の彦根市を中心に、盛んに大会などが行われています。カロム日本選手権大会も彦根市で行われており、全国のカロム愛好家から親しまれているようです。幅広い年齢層に親しまれており、カロムの基本的なルールとともに彦根のオリジナル文化が盛り込まれています。特に彦根市は仏壇づくりが盛んな地域であるため、仏壇づくりの技術を活かしてカロム盤の制作が行われているのも特徴です。
まとめ
カロムは古くはエジプトから伝わり、今でも滋賀県の彦根市を中心に盛んにプレイされています。日本選手権大会も行われており、多くの参加者が集って競い合っているようです。ゲームのシステム的には、ビリヤードに近いプレイスタイルとなっていますが、それよりもかなりシンプルな作りになっています。誰でも手軽にできるゲームなので、老若男女楽しめるのが特徴です。ただし、専用のボードとコマがないと遊べないので、事前にカロムが遊べる準備を整えておく必要があります。興味がある方は、今回紹介した遊び方を参考に、一度プレイしてみてください。