「推理ゲーム」は答えがわかっていると面白さが半減するからボードゲームにはあまり向かないように感じられるかもしれませんが、この『Cluedo』ならその心配はありません。
「6人の容疑者・6つの凶器・9つの部屋」から、正しい3つの組み合わせを当てることを目指すため、毎回違った推理をする必要があるため、毎回違う楽しみがあります。さらにメンバーが変われば立ち振る舞いも変わってくるため、またそこにも面白さがあります。
Cluedo(クルード)の基本情報
大富豪サミュエル・ブラックが邸宅で事件に巻き込まれた!事件の真相を探って誰が犯人なのか誰よりも早く突き止めよう!
という設定の『CLUEDO(クルード)』は容疑者6人の中から犯人を、その凶器と現場を見つけ出す推理ゲームです。
- 発売時期:2012年
- プレイ人数:3〜6人
- プレイ時間:30〜60分
- 対象年齢:8歳以上
Cluedo(クルード)の初期配置と内容物
初期配置
容疑者カード 6枚、凶器カード 6枚、犯行現場カード 9枚をそれぞれ山にしてよく切り、各々の山から1枚ずつ引いて黄色い袋の中に入れて準備します。その時にカードは誰にも見えないように注意しましょう。
残りの山札は全てよく混ぜて参加するプレイヤーへ配付します。配られたカードは自分以外の他人は見ることは出来ません。もし、端数が出た場合は公開してゲームボードの横に置いておきます。さらにゲームを進めるにあたって自分に有利になるヒントが書かれている赤いカードもボードの横にセットします。そのカードは「?」マスについた際に見ることができます。
6個の証拠品と6人の容疑者のコマをゲーム盤の中心に配置し、自分のコマ(容疑者)を選んだらゲームの準備は終了です。
内容物
(出典:TRAMPLE GAMES )
- ゲームボード1枚
- 黄色い封筒1枚
- 探偵のメモ1セット
- 容疑者・証拠コマ12個
- カード34枚
- サイコロ2個
- 説明書1冊
Cluedo(クルード) ゲームの目的・勝利条件
(出典:遊びの教室とまとくんブログ)
いくつかの情報を整理し、大富豪サミュエル・ブラックを殺害した犯人、凶器、犯行現場をいち早く導き出した(宣告した)人の勝ちです。
Cluedo(クルード) ゲームの流れ
(出典:遊びの教室とまとくんブログ)
①サイコロを振って移動する
自分の番がきたらサイコロを2つ振り、「犯行現場だと思う場所」へを目指して移動します。その部屋に入ることができたり、?マスに入ることができたら行動を起こすことができますが、何もない「廊下」で止まってしまった場合はそのまま手版は終了となります。
部屋に入った場合
(出典:遊びの教室とまとくんブログ)
「推理」を行うことで情報を集めることができます。
例えば「リビングルーム(今自分がいる部屋)で・マスタードが・鉄パイプ」で殺害したと推理をした場合、左隣の人がそれについて否定する情報(手札にいずれかのカードがある場合)を他のプレイヤーに見られないように提示します。もしそのプレイヤーが該当するカードを1枚も持っていなければ「ありません(黙秘します)」と宣言してその左隣の人へと移ります。隣の人が持っていなければさらに左隣へと続き、持っている人がいるまでその行程は続きます。もし誰もそれを持っていない場合はその宣告がそのまま犯人・犯行現場・凶器を示すことになります。
ちなみに、他の人が犯人だと宣告したのが自分のコマだった場合は、その部屋に移動させられます。上記の「リビングルームで・マスタードが・鉄パイプ」と宣告され、自分がマスタードを選択していた場合、リビングルームに移動させられ、次の手番はリビングルームからのスタートとなります。
「?」マスについた場合
(出典:遊びの教室とまとくんブログ)
ヒントとなる赤いカードをオープンし、それに書かれた指示に従います。
②犯人、犯行現場、凶器がわかったら最終追求をする
(出典:遊びの教室とまとくんブログ)
ゲームが進んでいき、情報が集まってくると犯人、犯行現場、凶器が浮かび上がってきます。そして自分の中でそれが確信となった場合、「最終追求」を行います。
最終追求をしてあっていれば勝利、間違っていればゲームから脱落となります。
Cluedo(クルード) ルール 説明
『Cluedo』は簡単にいうとすごろくと推理を掛け合わせたゲームです。
推理についてもひらめきというよりも情報を積み上げることで導き出すことができるので、小学校高学年からできるゲームです。
特別に難しい工程もなくできるので、コミュニケーションゲームとして活用するのも良いでしょう。
Cluedo(クルード)の魅力
(出典:遊びの教室とまとくんブログ)
犯人を推理するという難しさがあり、その中でのプレイヤー同士の駆け引き、犯人・凶器・犯行現場を探し出すという単純明快で、爽快感がある他のゲームでは味わえない面白さがあります。3人から遊べるゲームですが、出来れば6人のフルメンバーで遊びたいゲームです。
人数が少なければ手にすることのできる情報も増え、簡単になり、人数が増えれば情報が限られた中で正解を導く難しさもあります。
Cluedo(クルード)はオンラインでも楽しめる!
(出典:ぼくボド)
Cluedo(クルード)は、ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「ボードゲームアリーナ(Board Game Arena)」には収録されていません。
GoogleアプリやPCで遊ぶ「Stream版」があり、そちらで楽しむことができます。アナログではなくデジタルでのプレイのため、チェックシートも自動で埋めていってくれるので、もしかしたらやりやすいかもしれません。
【まとめ】Cluedo(クルード)のルールを覚えて遊んでみよう!
(出典:ぼくボド)
今回は推理ゲーム『Cluedo(クルード)』について紹介してきました。
参加者とコミュニケーションをとりながら、時には黙って他のプレイヤーの動きを観察して、情報をしっかりとまとめていく面白さがあります。プレイの仕方によっては子供から大人までしっかりと楽しむことができます。
ボードゲーム版の定価は3,000円ほどですが、現在プレミアがついているのか、10月29日時点で9,000円と高音がついていました。アプリであれば数百円で楽しむことができるようなので、軽い気持ちでやってみるのであればまずはアプリからはじめて、アナログでやりたいと思った時にボードゲームを買うのもいいのかもしれませんね。