(以下画像の出典:YouTube 幻冬舎エデュケーション局)
世界最古のボードゲームとも言われる、2人用の種まきゲームの『マンカラ(Mancala)』、紀元前発祥と言われているゲームで貿易などによって世界中に広がったと言われています。今回はそんなマンカラ(カラハ)のルールや遊び方をご紹介します。
マンカラの基本情報
『マンカラ(Mancala)』は、起源とされているアフリカを始め、ヨーロッパ、東南アジア、カリブ海諸国など世界中でプレイされている豆まきゲームで、その歴史は紀元前4000年に遡るともいわています。世界最古のゲームの一つといわれており、紀元前1400年前のエジプトでも行われていた記録が残っていたといいます。世界中に拡がったことで名称はオワリ、ワリ、カラハ、アウァレ、コンカク、アチなど、国や地域によって呼び名は様々なようですが、日本では幻冬舎から「マンカラ・カラハ」というゲームが販売されており、今回は「マンカラ・カラハ」に沿ってご紹介します。
- 発売時期:2018年(※改定版)
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:10分〜15分
- 対象年齢:8歳〜
マンカラの内容物
「マンカラ・カラハ」の内容物は、ボード・5色のガラス石48個+予備2個となっています。5色のガラス石にはなっていすが、ゲームをする上で石の色は特に関係しませんので、もし無くしてしまっても他の小さい石があれば代用がききます。ボードには大きい穴と小さい穴があり、大きい穴をゴール、小さい穴をポケットと呼びます。ゴムバンドもついているので収納する際はボードを折りたたんで収納することができます。
マンカラのゲームの目的・勝利条件
「マンカラ・カラハ」には、4種類のルールが収録されています。今回は中でも「マンカラ・ベーシック」と「マンカラ・イージー」のルールをご紹介します。「マンカラ・ベーシック」の目的・勝利条件は相手より先に自分の陣地の石を無くすこと、「マンカラ・イージー」の目的・勝利条件は相手より先に自分のゴールに多く石を入れることとなります。
マンカラのゲームの流れとルール
ここからはゲームの流れをご紹介します。
まず、ゲームの準備としてボードのポケット(小さい方の丸い穴)に石を4つずつ入れます。手前側が自分の陣地で反対側が相手の陣地となります。
準備ができたら先攻・後攻を決めてゲームスタートです。
「マンカラ・ベーシック」のルール
「マンカラ・ベーシック」は、目的・勝利条件でご紹介したように自分の陣地の石を全て無くすことです。まず、自分の陣地の好きなポケットから入っている石を全て取り出します。そして、取ったポケットの右隣から反時計回りに1つずつ石を入れていきます。この時、ポケットを超えてゴール(大きな四角の穴)にかかる場合はゴールにも石を1つ入れます。ポケットから取った全ての石を入れたら手番が相手に移ります。
ですが、最後の石がゴールで終わる場合に限りもう一度プレイすることができます。
これを繰り返していき自分か相手の陣地の石が全てなくなったらゲーム終了。先に陣地の全ての石を無くした人が勝者となります。
「マンカラ・イージー」のルール
「マンカラ・イージー」は世界各地で親しまれている「カラハ」をアレンジしたルールになっており、自分のゴールにより多くの石を入れた人が勝利というルールです。自分のゴールとは自分の陣地側の右側のゴールが自分の陣地となります。
基本的な石の動かし方は「マンカラ・ベーシック」と同様で、自分の陣地の好きなポケットから入っている石を全て取り出し、取ったポケットの右隣から反時計回りに1つずつ石を入れていきます。最後の石がゴールで終わる場合も、もう一度プレイすることができます。
大きなルールの違いとして相手のゴールに入れることはできません。もし、相手のゴールを跨ぐ場合は飛ばして次のポケットに入れなくてはいけません。
最終的にどちらかの陣地の石が無くなった時点でゲームは終了。お互いのゴールの石を数えてより多くの石を入れていた方が勝者となります。
マンカラの魅力
マンからの魅力は順番に石を入れていくという誰でも始めやすいシンプルなルールでありながら先を読む力や戦略性、駆け引きが求められる奥深さではないでしょうか。紀元前から始まり今でも世界中で遊ばれている伝統的な一面もありながら広がったことで生まれた様々なアレンジルール、子供から大人まで楽しめるというボードゲームはなかなかありません。小さな頃に遊ばせることで知育効果も期待できるのも魅力の一つではないでしょうか。
マンカラのオンラインでも楽しめる!
マンカラ(カラハ)は、ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「ボードゲームアリーナ(Board Game Arena)」で遊ぶことができます。
マンカラは、スマホアプリにもなっており、iPhoneであれば「マンカラ – Mancala」、アンドロイドであれば「Mancala Online Strategy Game」などがあります。オンライン対戦を使えば離れた友人や家族などとも楽しむことができるので興味があれば検索してみてはいかがでしょうか。その他、Nintendo Switch用ソフト「世界の遊び大全51」にも収録されています。身近な友達や家族と楽しむのであれば、身近なプラットフォームのSwitchで楽しんでもいいかもしれません。
【まとめ】マンカラのルールを覚えて遊んでみよう!
今回はマンカラ(カラハ)のルールや遊び方をご紹介しました。アフリカを始め、ヨーロッパ、東南アジア、カリブ海諸国など世界中でプレイされている豆まきゲームの『マンカラ(Mancala)』、紀元前から楽しまれオワリ、ワリ、カラハ、アウァレ、コンカク、アチなど、国や地域によってその呼び名や楽しまれ方は違いますが、元は一つのボードゲーム、若干のルールの違いなどはあるものの誰もが楽しめる世界共通のゲームと言えるのではないでしょうか。知育ゲームや脳トレにもなり、1ゲーム15分くらいで気軽に遊べる戦略性も高いマンカラ、一度楽しんでみてはいかがでしょう。