片手でブロックを抜き取り、最上段にのせるという定番のバランスゲームで世界的に人気となっている『ジェンガ』、誰もが自由に遊んでいるイメージの強いジェンガですが、そんなジェンガにも公式ルールが存在します。今回はジェンガの公式のルールや遊び方についてご紹介します。
ジェンガの基本情報
『ジェンガ』は1974年にイギリス人の女性起業家レスリー・スコット氏によって開発され、1983年にロンドンで発売開始されました。日本ではタカラトミーから販売されていましたがタカラトミーでの販売は2018年3月31日をもって終了となり、2018年4月からはハズブロジャパンが発売しています。ここからはハズブロジャパンが販売している基本的なジェンガ商品の「ジェンガ クラシック」を元にご紹介します。
- 発売時期:2018年4月
- プレイ人数:1人〜
- 対象年齢:6歳〜
(以下画像の出典:ハズブロ公式HP)
ジェンガの内容物
「ジェンガ クラシック」のセット内容は木製のブロック54本とブロック組立用のトレイというシンプルな内容になっています。
ジェンガのゲームの目的・勝利条件
『ジェンガ』のゲームの目的・勝利条件はブロックのタワーを崩さないこと。タワーを倒したらもちろん、最上段以外のブロックが落ちてしまっても負けとなり、ゲーム終了となります。
ジェンガのゲームの流れと公式ルール
『ジェンガ』を始めるにはまず、ブロックのタワーを作るところから始まります。ジェンガには54本の木製のブロックが入っており、これを3本構成で積み上げていきます。上に重ねるブロックは90度ずつずらしながら積んでいき、向きが交互になるように18段目まで積み上げます。これで準備は完了となります。
抜くときのルール
基本的なルールとしてブロックを抜く場合は片手で抜くのがルールです。どちらの手を使ってもOKですが、両手を使うのはNGです。抜く場所は基本的に自由ですが、最上段の下を抜く場合は最上段に3本のっていないと抜いてはいけません。片手であれば少し触れて抜きやすいか確認することも可能ですが、ずらしたりした場所を抜かないのであれば元の位置に戻すのがルールです。
抜いたブロックを積む時のルール
自分の番で抜き取ったブロックはタワーの最上段に積んでいきます。空いている場所であればどの場所に置いてもいいですが、必ず3個になるように置いていかなければいけません。3個並んだらタワーを作った時と同様に90度ずらしてまた積んでいきます。ターンが終了するタイミングは次のプレイヤーがタワーに触れた時か最上段にブロックを積んで10秒経過した時となっています。
つまり、自分が最上段に積み終わって次のプレイヤーが触ることなく8秒経過した時点でタワーが倒れたり、どこかのブロックが落下してしまったら負けとなり、逆に次のプレイヤーが触ることなく10秒を経過してタワーが倒れたり、どこかのブロックが落下してしまったら次のプレイヤーの負けというようになります。
勝つためのコツ
勝つためのコツとして理解しておきたいのはブロックが全て同じではないということです。同じように作られたように見えるジェンガのブロックですが、若干ですが厚みが違います。そのため、同じように積んであっても力の加わり方が強い場所と弱い場所が存在するのです。3個並んだ内の真ん中が厚くなっている場合は左右が抜けやすくなっていたり、逆に左右のブロックが厚ければ真ん中がすんなり抜けたりします。最終的にこの厚みによってタワーが傾いて倒れることになるのでそういった点も理解しておくと勝利に近づけるかもしれません。
ジェンガのアレンジルール
通常のジェンガに飽きてきたらアレンジルールで楽しむこともできます。使う指を制限したり、利き手でない手を使ってジェンガをするというのは昔から大人が子供相手の場合などによくやっていたルールなのではないでしょうか。指を制限されたり、利き手でない手でプレイするのは意外と難しく思ったように動かないものです。最近では、箸を使ってジェンガをする動画もあったりと、アレンジルールを検索してやってみるのも楽しいのではないでしょうか。
ジェンガのバリエーション
ここからはジェンガのバリエーションについてご紹介します。世界にはパーツが菱形になった「ジェンガエクストリーム」やパーツに指令が書かれたもの、付属のサイコロやカードなどと併用して遊ぶものなど様々なジェンガがあるようで、今回は日本でも購入できるバリエーションをご紹介します。
ジェンガ ミニ
(画像の出典:ハズブロ公式HP)
「ジェンガ ミニ」は「ジェンガ クラシック」を販売しているハズブロジャパンが販売している商品で、持ち運びやすくなったミニバージョンのジェンガです。中には木製ブロック18本が入っており、バックなどに入れて持ち運びが可能です。6段と低い分難易度が下がったように見えるかもしれませんが、そこはしっかりと設計されたジェンガ、低いジェンガには低いジェンガの難しさがあるようにも思えます。
(画像の出典:ハズブロ公式HP)
ウノ スタッコ
(画像の出典:マテルゲームズ公式HP)
「ウノ スタッコ」はマテルゲームズから販売されている商品でジェンガと人気カードゲームUNOを組み合わせたブロックゲームです。ウノと同じルールで、色、数字、記号が同じブロックを引き抜き、最後までタワーを崩さずにブロックを積み上げることができた人が勝者となります。プレイヤーが両手を使ったら「ウノ!」と叫んだり、UNO特有のリバースやスキップなどUNOの要素もしっかりとある仕様になっています。世界的に大人気のジェンガとUNOを合わせたゲームが面白くないわけがありません。
(画像の出典:マテルゲームズ公式HP)
【まとめ】ジェンガのルールを覚えて遊んでみよう!
今回はジェンガの公式のルールや遊び方についてご紹介しました。歴史の長い家庭の定番ゲームの1つとも言えるジェンガ、今お子さんを育てている年代が子供だった時も遊んだ記憶があるのではないでしょうか。シンプルな遊びですが、遊び方も様々でアレンジルールで楽しんだりできるゲームです。最近ではご紹介したようなバリエーションも増えており、また新たな楽しみ方もできるようになっています。興味があれば一度遊んでみてはいかがでしょうか。