プレイヤーが第一次世界大戦前の緊張した関係にあるヨーロッパ列強7ヶ国をそれぞれ担当し、ヨーロッパの覇権を巡って争う戦略ボードゲーム『ディプロマシー(Diplomacy)』。
ほとんどのボードゲームに採用されているサイコロやシャッフルといった、ランダム性が排除されていることが特徴的でプレイヤー間の交渉が重要な鍵になっているゲームです。ヨーロッパでは、ミラクルカジノ 入金不要ボーナスのようにお得にサイコロゲームなどのカジノゲームが楽しめるオンラインカジノサイトが人気ですが、やはりこのようなボードゲームは根強い人気があります。
今回はそんなディプロマシーのルールや遊び方についてご紹介します。
ディプロマシー(Diplomacy)の基本情報
ディプロマシー(Diplomacy)は、アラン・B・カラマー(Allan B Calhamer)という人物が制作したボードゲームで、1954年に完成、1959年より小規模ながら一般に販売されるようになり、その後世界中で遊ばれるようになったゲームです。
ランダム性が排除されているおり、ゲームの勝敗は全てプレイヤー間の外交交渉やプレイ戦略が重要な鍵となります。プレイヤー間の純粋な力量差が勝敗に直結する事から駆け引きと策略、外交センスが問われるゲームと言われています。
- 発売時期:1959年頃〜
- プレイ人数:2人~7人
- プレイ時間:5時間〜6時間程度
- 対象年齢:12歳〜
(出典:Amazon)
ディプロマシー(Diplomacy)ゲームの目的・勝利条件
ディプロマシー(Diplomacy)はイギリス(陸軍)リバプール(海軍)ロンドン、エディンバラ/フランス(陸軍)パリ、マルセイユ(海軍)ブレスト/ドイツ(陸軍)ベルリン、ミュンヘン(海軍)キール/イタリア(陸軍)ローマ、ヴェニス(海軍)ナポリ/オーストリア=ハンガリー(陸軍)ウィーン、ブダペスト(海軍)トリエステ/ロシア(陸軍)モスクワ、ワルシャワ(海軍)セヴァストポリ、サンクトペテルブルグ (南岸)/トルコ(陸軍)コンスタンティノープル、スミルナ(海軍)アンカラの中からランダムに国を選らび、都市を18か所支配した国が勝利となります。
(出典:Amazon)
ディプロマシー(Diplomacy)ゲームの流れ
ゲームの進行は1901年春からスタートとなり、1年を春ターンと秋ターンに分かれて進行していきます。ターンの進行は「外交フェイズ」「命令記入フェイズ」「命令解決フェイズ」「撤退・解体フェイズ」「ユニット数調整フェイズ」があります。
(出典:Amazon)
「外交フェイズ」
外交フェイズでは他国と交渉を行います。同盟や不可侵・合意スタンドオフ・生産ユニットについてなど話し合い声明文を出したり、実際の国家間のやり取りのように各国と話し合い協議します。最初の1901年春のみ30分の時間をとり、その後の外交フェイズは15分で進行していきます。
「命令記入フェイズ」
命令記入フェイズでは自国のユニットがどう動くのか、それぞれの命令について命令書を記入するフェイズです。記入フェイズの時間は5分となっており、この時の交渉は認められません。
「命令解決フェイズ」
命令解決フェイズでは先ほど記入した命令書を公開して各国と話し合って自国の出した結論(命令)によって、支援の成否や移動の成否・維持の成否などを順番に行動しながら解決していくフェイズになります。
「撤退・解体フェイズ」
撤退・解体フェイズでは命令解決フェイズで撃退されたユニットを移動させたり、行動した命令でどういった内容になったのかを紙に同様に記入し同時に公開します。
※「ユニット数調整フェイズ」
ユニット数調整フェイズは秋のターンのみ発生するフェイズで、支配した都市が軍隊の数より少ない場合は軍隊を除去したり、逆に多い場合は本国に配置したりするフェイズです。こちらも撤退・解体フェイズと同様に行動した命令でどのように変わったのか紙に記入し同時に公開します。
この春と秋のターンを繰り返していき、全18都市の支配を目指していきます。
(出典:Amazon)
ディプロマシー(Diplomacy)ルール 説明
ゲームの進行で出せる命令は「維持(移動しないでその場に留まる)」「移動(隣の地域へ移動)」「支援(隣の地域の戦力を増加・移動できる地域のみで撃退されたら失敗)」「輸送(海軍が陸軍を輸送しバケツリレー方式も可能ですが撃退されたら失敗)」になります。
(出典:Amazon)
攻撃する場合、自国のユニットを撃退することはできません。戦力が自軍より多い地域への移動、維持は負け(失敗)となります。同じ(1:1)場合は移動は失敗しますが、維持は成功となります。移動に失敗した場合は、ユニットは移動する前の位置で維持状態となります。維持に失敗、撃退された場合そのユニットは撤退となります。
(出典:Amazon)
移動については陸軍の移動は内陸地域か沿岸地域、海軍の移動は海洋地域か沿岸地域となります。ブルガリア、スペイン、サンクトペテルブルグは2つの海岸を持っており、キールとコンスタンティノープル・スウェーデンとデンマーク間は陸軍も海軍も移動か可能です。バルト海とスカゲラク海峡間については1ターンでは移動できないなどのルールもあるので地形のルールも理解しておきましょう。
ディプロマシー(Diplomacy)はオンラインでも楽しめる!
(以下画像の出典:ボトゲーマ)
ディプロマシー(Diplomacy)は、ボードゲームのオンラインプラットフォームとしても有名な「Steam」で遊ぶことができます。ボードゲーム版と一味違うディプロマシー(Diplomacy)を楽しみたい方はそちらもチェックしてみてください。
【まとめ】ディプロマシー(Diplomacy)のルールを覚えて遊んでみよう!
現在は生産がされておらず入手が困難となったディプロマシー(Diplomacy)、高いものであれば数万円で販売されているようでした。
一回のゲーム時間もかかること、ゲーム的な手続きや処理は少なく、ルールも覚えることが多く、主としてプレイヤー間の交渉が重要となるボードゲームとしては異色のボードゲームと言えるディプロマシーですが、ゲームとしての奥の深さや人と人が話し合いながら解決していくというゲーム性は、未だにその人気を保っている秘密なのかもしれません。興味があればぜひ手に入れてプレイしてみてください。