しりとりをモチーフとしたカードゲームで人気の『ワードバスケット』、「早い者勝ちしりとり」とも紹介されたことでも話題となりました。1回のプレイ時間が10分程度で遊べることができ、人数も2〜8人とパーティゲームとしても楽しむことができます。今回はそんな『ワードバスケット』のルールや遊び方をご紹介します。
ワードバスケットの基本情報
ワードバスケットはしりとりをモチーフにしたカードゲームで作者は小林俊雄さん、2002年に永岡書店から発売され、2009年にメビウスゲームズからリニューアル版が発売されました。日経新聞でも紹介されたこともあり、「早い者勝ちしりとり」という名前でも話題となりました。
(以下画像の出典:YouTube シロクロゆうぎ)
- 発売時期:2002年(絶版)・2009年(リニューアル版)
- プレイ人数:2〜8人
- プレイ時間:約10分
- 対象年齢:10歳以上
- ジャンル:ワードゲーム
- デザイナー:小林俊雄
- 販売元:永岡書店(絶版)・メビウスゲームズ(リニューアル版)
ワードバスケットの内容物
『ワードバスケット』の内容物は文字カードが45枚(「あ」〜「ろ」が各1枚、「わ」が2枚)、ワイルドナンバーカードが6枚(ワイルド5カードが2枚、ワイルド6カードが2枚、ワイルド7+カードが2枚)、ワイルドラインカード9枚(「あ行」〜「ら行」各1枚)、説明書となっています。
ワードバスケットのゲームの目的・勝利条件
ワードバスケットのゲームの目的・勝利条件は手札を一番早くなくすことです。特徴的なのは順番というものがないということ、順番が関係なのでワードを思いついたら何回でも同じ人が回答できます。「早い者勝ちしりとり」と呼ばれる理由はそこにあります。とにかく早く手札をなくした人が勝者となるのでどんどんカードを減らしていきましょう。
ワードバスケットのゲームのルールと流れ
ここからは『ワードバスケット』のルールと流れをご紹介します。
まずは文字カード・ワイルドナンバーカード・ワイルドラインカードを混ぜたカードをシャッフルし、プレイする人に各5枚ずつ配ります。
次にカードを捨てるバスケットを作ります。バスケットはカードの入っていた箱を裏返して中央に配置します。その横に残りのカード、山札を配置したら準備完了となります。最初に山札から1枚カードをめくりバスケットに入れてゲーム開始となります。この時のバスケットの一番上にくるカードを場札といいます。
ワードバスケットの基本ルールはこの場札の文字で始まって手札にあるカードで終わる3文字以上のみんなが知っている単語を宣言しながら進行していきます。例えば「は」というカードが場に出ていて手札に「る」というカードがあった場合「はかどる」と宣言しながらカードを出すことができます。
「は」のように濁点や半濁点の付く文字は濁点や半濁点を付けた文字、例えば「パイナップル」と宣言しながら出すことも可能です。
今回の場合は次に一番上にくる文字が「る」になるので次は「る」から始める言葉を考え宣言してゲームを進行していきます。
ワイルドラインカードはその行のどの文字としても使え、ワイルドナンバーカードは最初の文字さえ入れば、その文字数で終わる単語であればなんでもOKになります。ワイルド5であれば5文字、ワイルド6であれば6文字、ワイルド7+であれば7文字以上の単語となります。
残り枚数が1枚になったら「リーチ」の宣言をします。UNOのように残り枚数が1枚ということを知らせるもので、宣言せずに指摘を受けるとペナルティとしてカードを山札から1枚追加しなければいけません。また、最後の1枚を出す場合は4文字以上という縛りもあります。
どうしてもない場合は救済処置の「リセット」
どうしても単語が思い付かない場合は救済処置として「リセット」というものがあります。リセットは自分の持っている手札を捨てて持っていた枚数+1枚引くことで手札を入れ替えることができるというものです。手札として持っていたカードは場札に捨て、この時にカードを捨てる順番は好きな順番で捨てることができます。一番上にくるカードが次の文字になるので思い浮かべやすいカードを捨てるように意識しましょう。
ワードバスケットの魅力
『ワードバスケット』の魅力はその手軽さにあります。対象年齢は10歳〜とはなっていますが、ある程度の言葉を知っている年齢であれば問題なく楽しむことができます。小さい子供を入れて遊ぶのであれば2文字でもOKにしたり、ルールの縛りを少し優しくするだけで十分に楽しむことができ、気軽にルールも変更しやすいという点もワードバスケットの魅力と言えるのではないでしょうか。
ワードバスケットはジュニア版でも楽しめる!
ワードバスケットには、幻冬舎が販売している「ワードバスケットジュニア」という対象年齢が低く設定されているものもあります。その名の通りワードバスケットのジュニア版で基本的なルールはそのまま、対象年齢が4歳からとなっています。
ひらがなカード44枚、スペシャルカード20枚(なんでもカード/たべものカード/いきものカード/いえカード/そとカード/オーバー3/オーバー4)などがあり、小さいお子さんでも楽しめる仕様になっていますので、ぜひ遊んでみてください。
まとめ
今回は『ワードバスケット』のルールや遊び方をご紹介しました。知らない人はいない言葉遊びの「しりとり」をカードゲームにして楽しむことができるワードバスケット、約10分程度から楽しめ人数も8人までと幅広い楽しみ方ができます。基本的に難しいルールは何もないのである程度の年齢であれば十分に楽しむことができるゲームです。小さいお子さんと楽しみたい場合はジュニア版である「ワードバスケットジュニア」で遊ぶのもいいでしょう。普通のテレビゲームなども楽しいですが、言葉で遊ぶことができる言葉遊び、こういったカードゲームを楽しむのもいい刺激になるのではないでしょうか。