社会人をしているとブラフ(はったり)が必要な場面に直面することがあります。その時に自分の内心を悟られてはいけませんよね。それはゲームでも同じで、特に今回紹介するBluff(ブラフ)は自分のブラフをうまく隠し、相手のブラフを見抜くゲームです。
やることは単純なのに、奥が深いBluff(ブラフ)について今回はルールなどを含めて遊び方を完全解説していきます!
Bluffの基本情報
Bluff(ブラフ)は、古くからあるライアーズ・ダイスと呼ばれるゲームのルールを再構築して製作されたドイツのボードゲーム、ダイスゲームでダイスを使ってはったりを隠す/見抜く心理戦のボードゲームです。
- 発売時期:1987年
- プレイ人数:2〜6人
- プレイ時間:約30分
- 対象年齢:10歳以上
Bluffの初期配置と内容物
Bluff(ブラフ)の初期配置と内容物を紹介していきます。
初期配置
(出典:Amazon)
ゲームボードを広げ、プレイヤー全員にダイスカップ1つとダイス5つを配布したら準備完了です。
内容物
- ダイスカップ : 6個
- ダイス:30個
ダイスは正六面体。ダイスの目は1から5までは通常のダイスと同じ。6の目の代わりに☆となっている。
- 色違いダイス:1個
上記のダイスと同じで色違い。
- ゲームボード
Bluff ゲームの目的・勝利条件
プレイヤー全員がダイスを振り、その出目を順番に予想(時にははったりをかましながら)していきます。それに対してあっているのか、間違っているのかを他のプレイヤーが予想し間違っていると思ったらその旨宣告(チャレンジ宣言もしくはブラフ宣言という)します。
その宣告に対し、ダイスが減っていき、最後までダイスが残っていた人の勝ちです。
いかに上手くBluffをするのかがこのゲームのキモです。
Bluff ゲームの流れ
各プレイヤーにダイスカップ1個とダイス5個を配る。
(出典:すごろく屋)
- 各プレイヤーは自分のダイスをダイスカップの中に入れ、他のプレイヤーに見られないようにダイスの出目を確認します。
- プレイヤーは順に全プレイヤーの出目と個数(3が9個など)を予想し、宣言していきます。この時、赤いダイスを宣言した目にし、ゲームボード上の個数の欄に置きます。
(出典:Board Game Map)
- ☆は1〜5の任意の数にできるので、宣言された際に如何様にも対応ができます。また、☆の個数のみを宣言することもできます(その際のルールは別途存在、後述)。
- 次番のプレイヤーは以下の3つから行動を選択します。そして、チャレンジ宣言が出るまで、各プレイヤーで順に繰り返す。
- 前のプレイヤーの宣言よりも多い数を宣言するか、より大きな出目に変更します。出目を変更した場合は個数を増やさなくても構いません。
例えば、「3が9個」と宣言されていれば、「4が9個」「2が10個」「3が10個」などが有効となります。
☆を宣言する場合は個数の半分より大きいことが必要になります。
例えば、宣言が「3が9個」なら半分は4.5個なので「☆が5個」から有効です。逆に宣言が☆なら2倍の個数から有効になります。例えば宣言が「☆が2個」なら「☆が3個」「2が4個」などが有効です。
- 前のプレイヤーの宣言よりも多い数を宣言するか、出目を変更する。または、自分のダイスカップから1個以上のダイスを場に出し、残りのダイスをダイスカップの中で振り直すこともできます。
- 誰かがプレイヤーの宣言にチャレンジ宣言(ブラフ宣言)したら、全員のダイスカップをオープンにし、それぞれの出目と宣言とを確認していきます。
(出典:ボードゲーマ)
- 宣言通りの個数だった場合
宣言したプレイヤー以外はそれぞれ自分のダイス1個を場に出す。
- 宣言より少ない個数だった場合
宣言したプレイヤーは不足した個数のダイスを場に出す。
- 宣言より多い個数だった場合
チャレンジしたプレイヤーは超過した個数のダイスを場に出す。
例えばプレイヤーAが「3が9個」と宣言し、プレイヤーBがチャレンジの宣言をした場合
- 実際の個数(3と☆の個数)が宣言と同数だったら、プレイヤーA以外はそれぞれダイス1個を場に出す。
- 実際の個数(3と☆の個数)が少ない場合、例えば、7個だったら、プレイヤーAはダイス2個を場に出す。
- 実際の個数(3と☆の個数)が多い場合、例えば12個だったら、プレイヤーBはダイス3個を場に出す。
- 手持ちのダイスが無くなったプレイヤーはゲームから脱落していき、最後の1人になるまで1から繰り返します。
Bluff ルール 説明
(出典:遊びの教室とまとくんブログ)
ルールは至って単純明快で、プレイヤーのダイスの出目の合計がどうか、それを予想し、予想が間違っていると思えばチャレンジ宣言をする。それがあっているか間違っているかでダイスを減らしていき、最後までダイスを持っていた人の勝ちです。
発売されているバージョンによっては2〜6がダイスに描かれており、1の代わりに☆となっているものもあるようです。
Bluffの魅力
Bluffの魅力①すぐできる手軽さ
Bluffはボードとダイスカップ、ダイスがあればすぐに始めることができます。ダイスも人数×5つも準備できなければダイスを振って、写真を撮って次の人がまたダイスを振ればそれで始めることができます。
ボードもなければ紙に書いて始めることもできますし、どこをとっても手軽にできるのが魅力です!
Bluffの魅力②運要素ではないロジカル思考
序盤はダイスの数も多いので自分のダイスの出目からなんとなく安牌を切っていく感じですが、少しずつダイスが減ってくるときちんと予想ができるようになり、またダイスを失うに連れて予測が難しくなっていくジリジリ感を感じられます。
時にははったりをかまして勝負をするのですが、宣言する数に必ず「悩ましいライン」が存在するため、そこも面白いところです。
他のプレイヤーの表情の変化を察知して、場に出ているダイス、手元のダイスを勘案して、ブラフかどうかを考えるのも楽しいところです。
Bluffの魅力③カップを一斉オープンした時のガヤガヤ
ゲーム中のドキドキも魅力的ですが、それよりもみんなでカップをオープンにするタイミングが最も盛り上がります。
自分のはったりを周りが信じていたときのダイスカップを開ける瞬間はなんとも言い難い爽快感を味わうことができます。
「3が4つとか言っておいて、ひとつもないじゃん!」というようなつっこみが必ずはいるなど、またそこでひと盛り上がりあるでしょう。
お酒を飲みながらプレイすると大盛り上がり間違いなしです!
【まとめ】Bluffのルールを覚えて遊んでみよう!
(出典:すごろく屋)
今回はダイスを使う心理戦ゲーム『Bluff(ブラフ)』についてまとめてきました。
ダイスを振って出目を予想するというシンプルなルールでありながら、そこにはったり(ブラフ)がはいることで、人間性も出てきて、かなりの心理戦になります。
積極的にチャレンジ宣言する人もいれば、ひっそり息を潜め、確実に生き残っていく人もいるでしょう。でも息を潜めていてもダイスを減らされることもあり、どこで動くのかという戦略も必要になってきます。
対象年齢が10歳以上とやや高い設定になっていたり、ダイスがなくなってしまって人が暇を持て余すなど、マイナスの要素もありながら、お酒片手に楽しむことができるのもまた魅力的です。
ぜひルールを覚えて色々なところで楽しんでみてくださいね!