クラップスは、カジノゲームの中でも最もエキサイティングなダイスゲームの一つとして知られています。ルールは一見複雑に感じられるかもしれませんが、基本を押さえることで初心者でも楽しめるゲームです。
今回は、クラップスの基本ルールから賭け方、さらには勝率に関わる確率の計算方法まで、これからクラップスを始めたい方や勝率アップを目指す方にとって実用的なガイドとなる内容を、わかりやすく解説していきたいと思います。
クラップスとは
クラップスは、プレイヤーが2つのサイコロを使って勝敗を競うテーブルゲームです。
カジノでは他プレイヤーと一緒にゲームが進行し、観客も盛り上がるのが特徴でしょう。
プレイヤーの中でサイコロを振る役割の人は「シューター」と呼ばれ、ゲームはこのシューターが2個のサイコロを振るところから始まり、他のプレイヤーはその出目を予想して賭けを行います。
つまり、シューターはゲームの流れを作る重要な役割を担っているといえます。
もともとはアメリカ南部で親しまれていたギャンブルが元になっており、現在ではオンラインカジノでもプレイできるほど人気があります。
ルールも実に多様で、初回のサイコロの出目(カムアウトロール)によって流れが決まるため、運と戦略のバランスが絶妙です。
クラップスのルール
クラップスの基本ルールは「カムアウトロール」と「ポイントフェーズ」の2段階で構成されています。
最初に行われるカムアウトロールでは、サイコロの合計が「7」か「11」であれば即勝利、「2」「3」「12」であれば即敗北(クラップス)となります。その他の出目(4、5、6、8、9、10)は「ポイント」となり、次のフェーズに移行します。
ポイントフェーズでは、その「ポイント」が再度出るまでサイコロを振り続け、もし「7」が先に出た場合は敗北です。このルールによって、プレイヤーは自分の賭けたラインによって勝敗を左右されることになります。
また、テーブルには様々な賭けオプションがあり、単純な「パスライン」だけでなく、「ドントパス」「カム」「プレースベット」など複雑な選択肢がある点がクラップスの魅力です。
賭け方
クラップスには多数の賭け方がありますが、まず押さえておきたいのが「パスラインベット」です。
これはゲームの進行に沿って、勝利するかどうかを賭ける最も基本的な方法です。
「パスライン」は、カムアウトロールで7または11が出れば勝ち、2、3、12なら負け。それ以外が出た場合はポイントフェーズへ進み、再度その数字が出れば勝ち、7が出れば負けです。
一方、「ドントパス」はその逆で、クラップス(2、3)で勝ち、7または11で負け、12は引き分けです。ポイントフェーズでは、7が出れば勝ちという“逆張り”スタイルになります。
他にも、「プレースベット」という特定の目が先に出るかを賭ける方法や、「フィールドベット」と呼ばれる一度のロールで特定の範囲の目が出るかなどがあります。
プレイヤーの戦略やリスク許容度によって賭け方を選べるため、同じテーブルでも多様な楽しみ方ができます。
確率の計算方法は?
クラップスでは、各賭け方に異なる勝率とハウスエッジが設定されています。
勝率を計算することで、より合理的に賭けることができますよね。
たとえば、「パスラインベット」の場合、カムアウトロールで即勝利となる確率は約22.2%(内訳は7の確率16.7%、11の確率5.6%)。
逆に即敗となるクラップスの確率は約11.1%。残りの約66.7%はポイントフェーズへ移行します。
ポイントフェーズに移行した場合、それぞれのポイントの出やすさによって勝率が変わります。たとえば、ポイントが「6」になった場合、再び6が出る確率は5/36(約13.9%)、7が出る確率は6/36(約16.7%)となり、理論上は不利になります。
実例
例えば、パスラインに10ドルを賭けた場合を考えてみましょう。
カムアウトロールで「7」が出れば10ドルの配当(1倍)を得ます。逆に「2」が出た場合は即座に敗北し、賭け金は失われます。
ポイントが「8」になった場合、その後のロールで「8」が先に出れば勝利、7が出れば敗北です。8の出る確率は5/36、7は6/36なので、この時点でプレイヤーが不利な状況にあることがわかります。
このように、確率を事前に理解しておくことで、どの賭け方がより合理的かを判断しやすくなります。
まとめ
クラップスは一見複雑に見えますが、ルールや賭け方をしっかりと理解すれば、非常に戦略性が高く魅力的なゲームです。パスラインやドントパスといった基本的な賭け方から始め、徐々にプレースベットなど応用を学んでいくことで、より深くゲームを楽しめます。
確率を計算する力もクラップスにおいては武器となるため、単なる運任せではなく、理詰めでプレイすることが勝率アップにつながります。初心者の方はまずシンプルなベットから始め、慣れてきたら複雑な賭けにも挑戦してみましょう。