1980年にポピー(現バンダイ)から発売され、2020年に40周年を迎えた家族みんなで楽しめるボードゲームで人気の『ドンジャラ』小さな子供から大人まで、幅広い世代が楽しむことができ、発売以降多くの子供たちに親しまれてきた定番のボードゲームです。今回はそんなドンジャラのルールや遊び方をご紹介します。
ドンジャラの基本情報
ドンジャラといえばドラえもんを想像する人が多いかもしれませんが、現在のドンジャラのラインナップは豊富で、「名探偵コナン」「あんさんぶるスターズ!!」「ホロライブ」「ミニオン」「ウマ娘」「ゴジラ」「SPY×FAMILY」「ONE PIECE」「ちいかわ」など他にも様々なバージョンが存在します。今回は中でも元祖で人気の「元祖ドンジャラドラえもんDX」を対象にご紹介します。
- 発売時期:2023年9月30日
- プレイ人数:2人〜4人
- プレイ時間:30分〜
- 対象年齢:6歳以上
ドンジャラの内容物
「元祖ドンジャラドラえもんDX」のセット内容はプレイ盤1個、ゲームシート1枚、ドンジャラカードシート1枚、サイコロ1個、パイ(予備パイ3個含む)84個、パイケース4個、得点表(パイケースのカバー)、10万ジャラコイン24枚、5万ジャラコイン24枚、1万ジャラコイン42枚、取扱説明書となっています。初期配置はルールのところでご紹介します。
(以下画像の出典:YouTube バンダイ公式チャンネル)
ドンジャラのゲームの目的・勝利条件
基本のドンジャラのゲームの目的・勝利条件は誰よりも早く役を作って上がることになります。上がった役によって得点(ジャラ)が異なり、誰かのコイン(ジャラ)が無くなるか、全員に親が2回り終わった時点で終了となります。終了時点で最もコイン(ジャラ)を持つプレイヤーが勝者となります。
ドンジャラのゲームの流れとルール
ここからは実際のゲームの流れをご紹介します。
まずはプレイ盤にパイが裏になるようにパイケースをひっくり返します。ひっくり返したら全員でパイを混ぜましょう。混ぜ終わったら4方向に裏の状態で10×2の山を作っていきます。最後に1つパイが余りますので、それは親の人が取ります。
次に作った山から2つずつパイを引いていき、手持ちを8・8・8・9の状態になるようにします。親は最初に余ったパイを取っているので9になります。これで準備完了となります。
ゲームはパイを1つ多く持つ親からスタートします。最初の親がパイを捨てることから始まり、次のプレイヤー(※親の左側から時計回り)からは山から1つパイを引き1つ捨てていきます。
これを繰り返して3・3・3の役の完成を目指していきます。あと1つで役が完成する場合は捨てパイを横向きに置き「リーチ」を宣言します。上がる前には必ずリーチの宣言が必要となります。ただし、最初からリーチの場合のみ宣言する必要がなくパイを引くことができます。引いたパイが上がりパイでなければそこでリーチを宣言します。リーチを宣言したら手持ちパイは変えられず、山から引いたパイしか捨てることができません。
3・3・3の役が完成したら「ドンジャラ」と言って上がりとなります。上がり方は2種類あり、自分で引いて上がりの場合と誰かが捨てたパイで上がりの場合があります。上がり方によって得点の支払い方が変わり、自分で引いて上がりの場合は上がれなかったプレイヤー全員で得点を割り支払います。(※割り切れない場合はジャンケン)誰かの捨てパイで上がった場合は、捨てたプレイヤーが得点を全額支払います。
誰かが上がったらそこで1ゲーム終了となり、親を左隣のプレイヤーに交代し、次のゲームへ移ります。最終的に全員に2回親が回り終わるか誰かのコイン(ジャラ)が無くなった時点でゲーム終了となります。最終的に最も多くコイン(ジャラ)を持っているプレイヤーが勝利となります。
特殊なパイ
パイの中には「オールマイティパイ」と呼ばれるパイが存在します。オールマイティパイはその名の通りどのパイの代わりにもなる万能パイです。同じ背景のパイが2つしかなくてもオールマイティパイを含むことで3つ揃ったことにすることができます。ただし、オールマイティパイは1セット(3つ)の内1個のみが有効となりますので注意しましょう。
2人以上同時に上がりの場合
誰かが捨てたパイで2人以上が同時に上がりとなった場合は、その内の誰か1人しか上がることができません。そういった場合はジャンケンなどで誰が上がるか決めましょう。
ドンジャラの他のルールと魅力
ドンジャラには基本ルールの他にも「初心者かんたんドンジャラ」「6パイドンジャラ」「目指せ大富豪ドンジャラ」「スピードドンジャラ」「よこどりドンジャラ」「ひみつ道具でドンジャラ」「すごろくドンジャラ」「ドンジャラビター」など様々な遊び方があります。
よこどりドンジャラ
1つの特殊ルールをご紹介すると、よこどりドンジャラは1つ前のプレイヤーが捨てたパイをよこどりできるルールが追加されたドンジャラで、よこどりすることで役が作りやすくなったドンジャラです。基本的なルールは同じで1つ前のプレイヤーが捨てたパイをよこどりして奪うことができます。奪ったパイを含む1セットは自分の右下の角に表向きで置き、自分のパイを1つ捨てて順番が次のプレイヤーに移ります。よこどりは2セットまで作れますが、最後は必ずリーチしなければいけません。
その他「元祖ドンジャラドラえもんDX」では脳を鍛えるスペシャルゲームやドンジャラナンプレ、トランプ、すごろく・ボードゲーム・その他など様々なドンジャラ以外の楽しみ方ができるのも魅力的です。
【まとめ】ドンジャラのルールを覚えて遊んでみよう!
今回は発売以降多くの子供たちに親しまれてきた定番のボードゲーム『ドンジャラ』のルールや遊び方をご紹介しました。麻雀のようなボードゲームで40年以上楽しまれている大人気のドンジャラ、世代は変わってもその楽しさは今も当時のままです。最近リニューアルされた「元祖ドンジャラドラえもんDX」ではドンジャラ以外の楽しみ方もたくさんありますので、一度遊んでみてはいかがでしょうか。