皆さんは「ディベート」をご存じでしょうか?ディベートとは一般的に、特定の話題について肯定派、否定派に立場を分けて議論する手法の事です。論理的思考や物事を多面的に見る力を養うことができ、ビジネスシーンはもちろんのこと、最近では子供の学校教育でも取り入れられている所もあるようです。そこで今回は幅広い世代で楽しめるディベートの面白いお題をいくつか紹介していきます。

ディベートの基本知識

ディベートのお題を紹介する前に、そもそものディベートの基本をおさえておきましょう。
ディベートとは、それぞれ異なる2つの立場に分かれて議論を行うことで、就職の採用試験などでも課される場合があります。その他にも学校での授業やビジネス研修など、様々な場面で用いられています。そのため、ディベートの力をつけたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずは知っておくべきディベートの基本を以下に紹介していきます。
ディベートに勝敗はある?
そもそもディベートに勝敗はなく、あくまでもテーマに沿った議論を行い、最終的に1つの結論を導き出すことが目的になります。
相手を打ち負かそうと思うのですがなく、相手の意見を受け入れながら、自分自身も説得力のある意見を主張できるかどうかが大切なポイントとなります。
ディベートで養われる力は?
ディベートに参加することになった場合、自分の意見をしっかりと持ち、論理的な思考ができる上に、周りとしっかりと協調できるかが重要なポイントとなります。
つまり、ディベートを通じて、以下のことが養うことができます。
- 論理的思考
 - 相手の意見を受け入れる能力
 - 周りとの協調性
 - 物事を多面的に見る力
 - コミュニケーション能力
 
ディベートの流れ
実際にディベートを行う時の流れは、以下のとおりです。
- 議論するテーマ(お題)を決める
 - グループに分かれる
 - それぞれのグループの主張を討論
 - 結論を出す
 
ディベートの面白いお題全30選!(年代別)
ここからはディベートが盛り上がる面白い話題について年代別で紹介していきます。
もちろんここで紹介する以外にご自身で考えたお題でも良いのですが、なかなか思い浮かばないようであれば是非とも参考にしてみてください。
小学生

難しい話題などは取り扱わずに、日々の生活などからお題を作るのも面白いかもしれません。小学生だと感情で話すことも多いですが、大人が聞いていて面白いと思えるような意見が飛び出すこともあるかもしれませんね。
小学生の面白いディベートのお題10選
- 宿題は本当に必要か
 - 学校にランドセルは必要なのか
 - 給食がいいかお弁当がいいか
 - 朝ごはんはパンとご飯、どちらがいいか
 - 晴れの日と雨の日だったらどちらがいいか
 - 兄弟が男の子と女の子だったらどっちがいいか
 - 今すぐ大人になりたいかどうか
 - ドラえもんの道具、どこでもドアとタケコプターならどちらがいいか
 - 海と山、遊びに出かけるならどっちがいいか
 - 動物園と野生の動物ならどちらが幸せか
 

中学生、高校生

小学生より精神的に成長した中学生や高校生ではディベートのお題も少し年齢に合わせて変化させてみましょう。校則などの縛りに疑問を持つ人も居そうなのでそういったものを話題として扱うのも良いと思います。
中、高校生の面白いディベートのお題10戦
- 英語の授業は必要なのか
 - アルバイトは禁止にした方がいいのかどうか
 - 髪型は自由にした方がいいのか
 - 体育祭はやる必要があるのか
 - 文化祭はやる必要があるのか
 - 友達は多い方がいいか少ない方がいいか
 - ボランティア活動をする意味はあるのか
 - 掃除は自分たちがするのがいいか清掃業者に任せるべきか
 - 制服を着る必要はあるのか
 - なぜ学校にスマホを持ってきてはいけないのか
 

大学生、社会人

大学生や社会人の人にはちょっと難しい話題を扱うくらいが面白いかもしれませんね、就活やビジネスシーンでの思考力を鍛えるのに役立ちます。白熱しすぎて喧嘩にならないよう相手の意見も尊重しつつ、どう納得させられるか考えて議論しましょう。
大学生、社会人の面白いディベートのお題10戦
- AIの利用には反対か肯定か
 - 給与とやりがい、仕事で重視するのは?
 - 会社で自分が採用担当の場合、能力と人柄どちらを重視するか
 - 救急車を安易に呼ぶ人が増えているが有料にするべきか
 - 職場の人と交流を深めるべきかどうか
 - 消費税は必要なのか
 - レジ袋は有料と無料どちらが良いか
 - 自分に小学生の子供がいるならスマホを持たせるのか
 - 自分の子供に小さいころから勉強を強いるかどうか
 - お金をたくさん持っている方が幸せなのかどうか
 
ディベートをすると「コミュ力」も鍛えられる!
冒頭で述べたようにディベートをすることで身につくのは「論理的な思考」や「物事を多面的に見る力」、そして「コミュニケーション能力」なども鍛えられます。議論を交わす中で相手の意見を受け止めるという時間が発生するため相手の意見を頭ごなしに否定するといった事は少なくなるでしょう。いろんな人がいる世の中でコミュニケーション能力も鍛えられるのはかなり大きいメリットです。
まとめ
いかがでしたか?今回は広い世代で楽しめるディベートのお題で面白いお題を紹介しました。ディベートをする上で大事なのは相手の意見を否定、論破することではなく、相手の意見を尊重したうえでいかに相手を納得させられるかという事。
ディベートで得られる能力は、大人も子供も今後仕事や学校生活で他人と関わる際に非常に役に立つものです。今回紹介したお題をもとに、是非とも身近な人と一緒にディベートを始めてみてはいかがでしょうか?



			





