1980年にドイツで年間大賞を受賞したことのある『Rummikub(ラミィキューブまたはラミーキューブ)』をご存知ですか?
誕生してから40年以上が経った2023年によりプレイしやすくなるよう改良された『ラミィキューブクラシック』が発売されたことでも再注目を集めているボードゲームです。
トランプの『セブンブリッジ』のような形で遊ぶことのできるゲームですが、より楽しめるような工夫がなされているゲームです。
そこで今回はラミィキューブについて遊び方やルールをわかりやすく解説していきます!
Rummikub(ラミィキューブ)の基本情報
(出典:Amazon)
ラミィキューブは数字が書かれたタイルで組み合わせを作って場に出していくボードゲームで、1980年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞しています。
ルールはとてもシンプルで、手持ちのタイルから「同じ色の連番」か「異なる色の同数」の組み合わせを作って場に出していき、手持ちタイルを全て無くした人の勝ちです。
- 発売時期:1980年
- プレイ人数:2〜4人
- プレイ時間:20分
- 対象年齢:7歳以上
Rummikub(ラミィキューブ)の初期配置と内容物
《内容物》
(出典:Amazon)
- 数字タイル104枚
(出典:ぼくボド)
青、赤、黒、黄のそれぞれ1〜13の数字パネル2セット
- ジョーカータイル2枚
- ラック4台
《初期配置》
初期配置、準備としてやることは
- ラックを準備する
- 数字タイルを山積みにする
- 山から数字タイルを順番に合計14枚取る
です。ラックの準備は所定のものがあるので、それを自立するように脚を展開するだけです。
数字タイルを山積みにする
裏向きのタイルを7枚ずつ積み重ねて、山を作ります。
(最後の山だけ8枚重ねになります。)
ちなみに、タイルを7枚ずつ積み重ねるのは結構面倒なので、袋などに入れて引くのがおすすめです。
数字タイルを引く
山から順番に一列(7枚)ずつタイルを取って、自分のラックにのせます。これを2周行って、自分のラックに合計14枚のタイルをのせます。
Rummikub(ラミィキューブ) ゲームの目的・勝利条件
ラミィキューブの勝利条件は至ってシンプルで、「自分の手持ちをいち早く無くした人の勝ち」です。
Rummikub(ラミィキューブ) ゲームの流れ
(出典:ぼくボド)
ゲーム開始から終了までの流れを順に説明していきます。
①手番でできること
ラミィキューブの手番でできることは
- 組み合わせ(ラン・グループ)を場に出す
- アレンジして場に出す
- 場に出せないときはタイルを引く
です。簡潔にまとめるとやれることは2つ。「手持ちのタイルで組み合わせを作って場に出す」「出せないときは1枚引く」だけです。
②組み合わせ(ラン・グループ)を出す
ラミィキューブでは、「ラン」「グループ」という組み合わせを作って場に出します。
ランとは、同じ色の連番3枚以上の組み合わせです。
(出典:ぼくボド)
グループとは、全て違う色の同数3~4枚の組み合わせです。
(出典:ぼくボド)
手番では、複数の組み合わせを出してもOKです。
最初は組み合わせた数字が30以上でないといけない
複数の組み合わせで数字タイルを出していくラミィキューブで1つハードルが高いルールがあります。
それが最初に組み合わせを出すときは数字の合計が30以上でないといけない、というものです。
「8・8・8」でグループとしては成立していますが、合計24で出すことができません。
「2・3・4」のランも一緒に出すことができれば、合計が33になるので場に出すことができます。
一度でも30以上の組み合わせを出せたら、それ以降は「30以下の組み合わせを出せる」「アレンジができる」ようになります。
出番の制限時間は1分
ラミーキューブは長考しやすいゲームなので、公式ルールでは制限時間が1分と定められています。
そのため、タイマーが必須となります。キッチンタイマーなどでもできなくはないですが、タイマーのアプリを使うのが便利です。
③タイルを出せないときは1枚引く
タイルを出せないときは、山から数字タイルを1枚引いて、自分のラックにのせます。
数字タイルを引いたら手番終了で、次のプレイヤーの番になります。
運が悪いと初手で詰むことも
最初の引き運が悪いと、30以上の組み合わせが全然作れずに、最悪の場合何もできないまま終わることがあります。
大人だけで楽しむのであればこれはこれでいいのかもしれませんが、子どもと楽しむ場合などはルールの変更で楽しめるようにするのも方法の一つです。
「〇ターン目からは15以上でOK」「〇ターン目からは何を出してもOK」というようにターン経過でハードルを下げていったり、最初から「20以上でOK」というルールにしてしまったりすることも検討すると良いでしょう。
④アレンジで場のタイルを組み替える
(出典:ぼくボド)
ラミィキューブで一番特徴的なのが「アレンジ」です。
アレンジとは、場の組み合わせに手持ちの数字タイルをくっつけたり、場の数字タイルを組み替えたり新しい組み合わせを作ることです。
手番の最後に、規則通り(ランは同じ色の連番3枚以上・グループは違う色の同数3~4枚)になっていればOKです。
このアレンジを駆使して手持ちの数字タイルを少しでも早くゼロにできるようにしましょう。
⑤ジョーカーはどのタイルの代わりにもなる
(出典:ぼくボド)
ジョーカーはどの色・どの数字の代わりにもなる特別なタイルで、2枚のみ入っています。
また、場にジョーカーの入った組み合わせがある場合、ラックにジョーカーと交換できる数字タイルがあれば、ジョーカーと交換することができます。
例えば、「赤9・青9・ジョーカー」が場にある場合、ジョーカーの色は黒か黄色のどちらか決まっていないので、手持ちの「黒9」か「黄9」と交換できます。
ただし、交換したジョーカーはラックにのせることはできないので、場の組み合わせに組み込んだり、アレンジで自分の手持ちタイルと繋げたりします。
⑥ゲームの終了
誰よりも早くすべてのタイルを出し切った人の勝ちです。
負けた人は、ラックに残ったタイルの数字の合計がそのままマイナス点になります。ジョーカーは-30点と大きいので、使い所を見極め、早めに使うことが重要です。
Rummikub(ラミィキューブ) ルール 説明
(出典:ぼくボド)
ラミィキューブは①カードのランやグループといったペアを作り、手持ちの数字タイルをゼロにすることを目指すゲームです。
その際にアレンジを活用したりするため、頭をフル回転させる面白さがあります。
ちなみに、2023年3月にリニューアル版の『ラミィキューブクラシック』が発売されました。
ルールや遊び方に変更はありませんが、ラックが湾曲しているため、視認性が上がり、ラック背面の足が1本から2本になって、安定性がアップしました。
Rummikub(ラミィキューブ)はオンラインでも楽しめる!
ラミィキューブは、使うものがタイルではなくカードになり、タイトルも『Rummy(ラミー)』となりますが、ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「ボードゲームアリーナ(Board Game Arena)」で遊ぶことができます。
【まとめ】Rummikub(ラミィキューブ)のルールを覚えて遊んでみよう!
(出典:ぼくボド)
今回は非常にシンプルなルールながらやり込み要素など奥が深い『Rummikub(ラミィキューブ)』についてルールや遊び方を紹介してきました。
非常にシンプルで、7歳から遊べるゲームであり、なんと言っても妨害がないので、コミュニケーションゲームとしても役立ちますよね。
何回か繰り返していくうちにポイントも抑えることができるでしょうし、試行錯誤しながらぜひ楽しんでくださいね!