10分程度のちょっとした空き時間のつぶし方は意外と悩みますよね。1人だけだったらSNSを見てつぶせるかもしれませんが、4人集まった時の10分は悩みます。
そこで今回はそんな短時間で十分な心理戦を行うことのできる『Love Letter(ラブレター)』をご紹介します!
Love Letter(ラブレター)の基本情報
プレイヤーは姫に恋する若者となり、彼女の元まで恋文を届けようと試みます。恋文を運んでくれるのは城に仕える様々な身分の協力者達(手札)。彼らは恋文を預かるだけでなく、協力者としてあなたや他のプレイヤーに対して影響を及ぼす効果を発生させます。
ただし、他のプレイヤーに、自分の協力者が誰であるかを推測されるような行動は避けなくてはいけません。なぜなら、他のプレイヤーは自分の協力者にあなたの協力者から恋文を奪い取らせ、ゲームから脱落させようと狙っているからです。
とされています。
プレイ中にやることは山札からカードを引き、手持ちのカードから1枚場に出し、ゲーム終了時点で他のプレイヤーよりも高得点のカードを取ることを目指すゲームです。
- 発売時期:2012年
- プレイ人数:2〜4人
- プレイ時間:5〜10分
- 対象年齢:10歳以上
Love Letterの初期配置と内容物
初期配置
山札から各プレイヤーが1枚ずつ引き、準備完了です。
内容物
(出典:Amazon)
- カード8種16枚
- 兵士 5枚
- 道化 2枚
- 騎士 2枚
- 僧侶 2枚
- 将軍 1枚
- 魔術師 2枚
- 大臣 1枚
- 姫 1枚
- トークン12個
- 羽ペンタイル1枚
- 説明書1冊
Love Letterゲームの目的・勝利条件
(出典:ボードゲーマ)
Love Letterの勝利条件は脱落することなくより大きな得点のカードを保有することです。
他のプレイヤーのカードによって脱落させられたり、『大臣』を引いてしまって脱落することもあり、運も非常に重要なゲームです。
Love Letter(ラブレター)ゲームの流れ
ゲームの準備
(出典:ニコボド)
ゲームカード16枚をよくシャッフルし、テーブルに伏せて積み「山札」を作ります。
山札の上から1枚のカードを伏せたまま脇によけ、ゲームから除外します。2人で遊ぶ場合は、さらに山札の上から3枚カードを引き、それらを山札の脇に公開しておきます。
次に各プレイヤーは山札から1枚のカードを引き、手札とします。最後に、じゃんけんか付属の羽ペンタイルを使用してスタートプレイヤーを決めます。
羽ペンタイルの使い方
羽ペンの先をつまみ、落とします。羽ペンの先が指し示す方向に座っているプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
ゲームの手順
(出典:アークライト)
このゲームは「手番」と呼ばれる区切りで進行し、スタートプレイヤーから時計回りの順でプレイヤー間をめぐります。
手番プレイヤーは、山札の上からカードを1枚引いて手札に加えます。その後、2枚になった手札から1枚を選んで、場に出して公開します。
このときに、公開したカードの指示に従い、公開したカードは自分の捨て札を自分の前に、出した順番が分かるように表向きで並べていきます。この捨て札のカードは他のプレイヤーが手札を推理するヒントになります。
カードの効果を解決したら、手番は終了し、次のプレイヤーの出番となり、これをゲームの終了条件(後述)が満たされるます。
「対象のプレイヤー」
(出典:Amazon)
カードのなかには、「対象のプレイヤー」を指定するものがあります。その場合、自分を対象として選んではいけません。
脱落したら
カードの効果によって脱落した場合、脱落したプレイヤーは手札を公開し、自分の捨て札に加えます。
ゲームの終了と勝者
次の①②のどちらかの条件が満たされた場合、ゲームは終了します。
①山札がなくなったとき
山札が全部なくなったら、最後のカードを引いた手番の終了時にゲームは終了します。
脱落していないプレイヤー全員が手札を公開し、その中で最も強いカードを持っているプレイヤーが勝者となります。
もし、最も強いカードを持っているプレイヤーが複数いる場合は引き分けとなります。
②1人以外が脱落したとき
1人を除くすべてのプレイヤーが脱落したら、ゲームは終了となり、最後まで残ったプレイヤーが勝者となります。
Love Letter(ラブレター)ルール説明
(出典:Amazon)
基本ルールはこれまで見てきたとおりですが、「恋が実るまで」というゲームも選択することができます。
このゲームは付属のトークンを使用することで、連続したゲームを楽しむこともできるというものです。
プレイヤーはゲームに勝利するごとにトークン1個(=1点)を獲得します。引き分けのときは引き分けたプレイヤー全員が1点ずつ獲得します。ただし、もしゲームに勝利したプレイヤーの手札の強さが8であれば、そのプレイヤーは1点ではなく、2点を獲得します。
最初に3点を獲得し、多くの恋文を届けたプレイヤーが姫の愛を得て勝者となります。
次のゲームは前のゲームで勝利したプレイヤーが次のスタートプレイヤーとなります。
ゲームを遊ぶ時間に合わせて、勝利に必要となる得点を自由に変更して楽しむこともできます。
Love Letter(ラブレター)の魅力
(出典:Amazon)
Love Letterの魅力は2つです。
魅力①常に2択の選択を迫られる中で、より最適な方を選ぶ
プレイしている中では、最も枚数の多い「兵士」で他プレイヤーを脱落させたたり、姫を手札に残しておきたいけど、大きな値のカードが出たらどうしようと悩んだり…。
今は何をするべきか、攻めるのか、守るのか、悩む楽しさがあります。
魅力②運:読み=6:4
(出典:ボードゲーマ)
「魔術師」によって手札を見られたあとにいつ「兵士」にやられるかのハラハラ感、読み合いが最大の楽しさですが、一方で、他のカードを読んだところでいかんともしがたい所は多々あります。プレイ時間が短いのでその理不尽な悔しさをモチベーションについつい何度も遊んでしまうゲームです。
説明書にも運:読みが6:4だとされており、必勝法がない、というのも魅力です。
遊んでいる中では、山札から大臣を引いてゲームから脱落するケースなんかもあり爆笑が起こる
Love Letter(ラブレター)はオンラインでも楽しめる!
(出典:ボードゲームアリーナ(BoardGameArena))
Love Letter(ラブレター)は、ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「ボードゲームアリーナ(BoardGameArena)」で遊ぶことができます。
【まとめ】Love Letter(ラブレター)のルールを覚えて遊んでみよう!
2012年に第一版が発売されて10周年のタイミングで第二版が発売され、いまだに人気を誇る『Love Letter(ラブレター)』。
実力、読みだけではなんともならない理不尽もまたらないゲームです。大爆笑間違いなしの展開もありますので、ぜひやってみてください!