2022年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したことでもSNSで話題となったカスカディア。
日本でも一時は品薄になったということで、プレイしてみたいけどできていない、という方も少なくないのではないでしょうか。
今回はそんな話題となったCascadiaについてルールや遊び方をわかりやすく解説していきます!
Cascadiaの基本情報
(出典:ケンビル)
カスカディアは地形と動物それぞれが連動する二層パズルボードゲームです。相手を妨害する余裕もなく、自分の得点に集中することができるため、比較的穏やかなパズルボードゲームといえます。
- 名前:cascadia(カスカディア)
- プレイ人数:1~4人
- プレイ時間:30~45分
- 対象年齢:10歳~
- ジャンル:タイル配置、パズル、アブストラクト
- 発売時期:2022年4月
- デザイナー:Randy Flynn
- 版元:Flatout Games
- 日本語版販売:ケンビル
Cascadiaの初期配置と内容物
《内容物》
(出典:ケンビル)
カスカディアの内容物は
- 生息地タイル85枚
1枚当たり大平原・川・森林・山・湿地のうち1~2種類の地形が描かれている
- 初期生息地タイル5枚
- 動物ディスク100枚
クマ・エルク・サケ・タカ・キツネ各20枚
- 自然トークン25枚
- 動物得点カード21枚
(出典:ケンビル)
- 布袋1枚
- 得点シート1冊
です。
《初期配置》
(出典:【ゲームストア・バネスト】banesto.nagoya)
カスカディアの準備は
- 「動物ディスク」は布袋にいれて、「生息地タイル」は裏返して設置する(ディスクやタイルはここから補充する)
- 「生息地タイル」、「動物ディスク」をそれぞれ4枚ずつ引き、生息地タイル1個と動物ディスク1個をペアにし、場に4ペア並べる
- 今回の得点ルールとなる「動物得点カード」をランダムに5枚選ぶ(どのカードを選ぶかで、毎回得点ルールが変わるので、毎回違う楽しみができます。)
- 自分の手元に「初期生息地タイル」を設置する
の4行程です。準備自体は非常にシンプルで、すぐに始められるのも魅力的です。
Cascadia ゲームの目的・勝利条件
ゲームの目的、勝利条件を端的にまとめると、「動物得点カードに従って高得点を狙う」&「地形を長く繋げる」、最終的に一番点数の高かった人の勝ちです。
動物得点カードについては様々な種類がありますが、最初のゲームで推奨されている5枚で始めてみるといいでしょう。各動物で得点方法が異なりますが、ベースは「ペアを作る・直線に並べる・長く繋げる」というようにシンプルなので、頭に入りやすいです。
もうひとつは、タイルの地形を長く繋げること。森林は森林、川は川で接するように長く繋げるほど高得点になります。
Cascadia ゲームの流れ
(出典:ケンビル)
では、ここからはゲームの流れを手番が回ってきたときにやることを中心に解説していきます。
手番でやること
手番でやることは、以下の3つです。
- 生息地と動物のペアを選ぶ
- 生息地と動物を配置する
- 場の補充をする
基本動作は「選ぶ⇒配置する⇒補充する」この3つ。3つが終わったら、手番終了です。
①生息地と動物のペアを選ぶ
順番が回ってきたらまず、場にある4つのペア(生息地タイル&動物ディスク)のうち1組を選びます。
このとき、「こっちの川が欲しいけど、あっちのサケが欲しい、でもペアが違うから取れない…」というようなジレンマが常に付き纏います。
②生息地と動物を配置する
(出典:ケンビル)
ペアを選んだら、それぞれを自分の手元に配置します。
生息地タイルは、配置済みの生息地タイルに隣接する(1辺が接する)ように配置します。その際、同じ地形が繋がらなくても配置することはできますが、同じ地形を長く繋げるほど得点がアップします。
動物ディスクは、その動物が描かれている生息地タイルに配置します。(タイル1枚につきディスク1個を配置)複数の動物が描かれているタイルには、それらのどの動物を置いてもOKです。
動物ディスクを配置できない・したくない場合は、布袋に戻します。
動物ディスクをまつぼっくりのようなマークがあるタイルに配置した場合は、「自然トークン」を1枚獲得します。
③場の補充をする
タイルとディスクを配置したら、場に生息地タイルと動物ディスクを補充します。
これで手番終了です。次のプレイヤーも「選ぶ⇒配置する⇒補充する」を繰り返します。
④ゲームの終了
生息地タイルのストックがなくなった場合や、ルールによっては20ターンが経過したらゲーム終了です。
⑤得点計算
(出典:ケンビル)
ゲームが終了したら下記の4つの要素から得点計算します。
- 動物得点カード
- 生息地ごとの大きさ
- 自然トークン
- 動物得点カード
ゲーム準備で選んだ動物得点カード5枚に基づいて、それぞれ勝利点を獲得します。その合計得点が最も高い人の勝利です。
生息地ごとの大きさ
各生息地ごとに連続して繋がっているタイルの枚数を確認し、その枚数1枚につき1点を獲得します。(複数あれば最も大きいものが点数になる)
また、各生息地ごとに1番大きいグループを持つプレイヤーに下記のボーナス点が入ります。
2人プレイ…2勝利点
3~4人プレイ…3勝利点(2番目の人は1点)
自然トークン
(出典:ケンビル)
自然トークン1枚につき1点獲得します。
Cascadia ルール 説明
カスカディアのルールを改めてまとめると
- 生息地と動物のペアを選ぶ
- 生息地と動物を配置する
- 場の補充をする
この3つを自分の番がきたら繰り返し、他の人と得点を競い合います。先ほど、自然トークンを入手することができることは触れましたが、その活用方法をまとめておきます。
自然トークンの使い方
(出典:ケンビル)
先ほど紹介した「自然トークン」の使い道は以下の3つです。
- 場の動物ディスクのリセット
- ペアを無視したドラフト
- ゲーム終了時まで残せば1勝利点
場の動物ディスクのリセット
場にある動物ディスク4枚の中で、欲しい動物がいない場合、任意の枚数を入れ替えることができます。
ペアを無視したドラフト
ペアを無視して、好きな生息地タイル1枚と好きな動物ディスク1枚を獲得できます。
ゲーム終了時まで残せば1勝利点
ゲーム終了時まで使わずに持っていたら、1枚1点と換算します。
Cascadiaはオンラインでも楽しめる!
Cascadiaは、ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「テーブルトピア」で遊ぶことができます。
ただし、2024年1月時点で日本語には対応していないようなので、ルールがわかる人、ルールは把握してないけど、直感的に遊ぶことができる人におすすめのサイトです。
【まとめ】Cascadiaのルールを覚えて遊んでみよう!
(出典:ケンビル)
ドイツゲーム大賞で大賞を受賞、日本でも人気で品薄状態となったカスカディア(Cascadia)を紹介してきました。
ルールを文字に起こして仕舞えば簡単に見えますが、非常に奥が深く、何度プレイしても飽きない作りになっています。複数人いなくても、ソロプレイをすることもできるようなので、ぜひ力を磨いて、テーブルトピアなどで腕試しをしてみてはいかがでしょうか。