スプレンダー 宝石の煌めきの基本情報
スプレンダーは宝石商となって集めた宝石で勝利点が割り当てられているカードを購入し、15点を目指すというボードゲームです。
スプレンダーの醍醐味は「自分が欲しいカードを手に入れるだけでなく、相手にカードをとらせない」という駆け引きです。宝石がなくても場のカードを予約(確保)することもできるため、相手の狙いを妨害するのか、自分の戦略を優先するのかのバランスが非常に奥深く楽しむことができます。
- 発売時期:2014年
- プレイ人数:2人 – 4人
- プレイ時間:30分
- 対象年齢:10歳以上
スプレンダーの初期配置と内容物
(出典:ぼくボド)
内容物
スプレンダーのセットには、以下のものが入っています。
- 宝石トークン(宝石チップ):40枚
- 発展カード(得点カード): 90枚
- 貴族タイル :10枚
それぞれの効果は以下の通りです。
宝石トークン
宝石トークンは発展カードを獲得する際に使用します。宝石トークンを獲得する方法は別々の三種類の宝石を一枚ずつ獲得する、もしくは同じ種類の宝石を二枚獲得する、というものです。同じ種類の宝石を二枚獲得する場合は、場に四枚以上の同じ宝石が残っていない限り選べません。
また、ワイルドカラーとして使用することのできる黄金に関しては通常のアクションでは獲得できません。ちなみに、宝石トークンには所持上限があります。全てのプレイヤーは黄金を含めて10個を超える宝石トークンを所持できません。10個を超えるように宝石を獲得する場合は、一度宝石を獲得してから不要分を減らし、宝石を10個まで減らさないといけません。
発展カード
宝石トークンが貯まったら、次は発展カードを獲得します。発展カードの中には得点があるものもあり、カードの左上に0点から5点まで記載されています。
また、獲得した発展カードは得点以外にプレイヤーの宝石として、以後永続的に使えるという効果もあります。しかも、発展カードの宝石は宝石トークンの10個の所持上限数には含まれません。これを繰り返すことで手持ちの宝石が増え、どんどん獲得できるカードが増えていきます。はいえ、場が共通である以上取りたいカードが手番の関係上どうしても対戦相手に取られてしまう、という状況は多々あります。
<今すぐ入手できないカードは確保が可能>
欲しい発展カードがあってもすぐには手に入れることができない時があります。そういう時はカードの確保をすることができます。確保したカードはいつでも獲得できる上、他のプレイヤーに取られる心配はありません。さらにワイルドカラーの宝石トークンである黄金もおまけでついてきます。ただしこの確保も万能では無く、場の黄金トークンが有限である点と、確保上限が3枚であることには注意が必要です。
貴族タイル
最後に貴族タイルです。点数を得るためには、発展カード以外に貴族タイルを獲得するという方法があります。
貴族タイルにも入手コストが記載されていますが、宝石チップで買うことはできません。貴族タイルをゲットするためには、貴族タイルに描かれている宝石分の発展カードを持っていることが必要です。
初期配置
(出典:ホビージャパン)
発展カードをカード裏面の色を参考に1〜3のレベルごとにまとめ、4枚ずつオープンにしておきます。そしてその右に宝石をおき、得点カードの上に貴族タイルを5枚オープンして置きます。
ちなみに、人数に応じて宝石数、貴族タイル数、ゴールドトークンの数が異なりますので、下記の早見表をご確認ください。
宝石数 | 貴族タイル | ゴールドトークン | |
2人 | 4個 | 3個 | 5個 |
3人 | 5個 | 4個 | 5個 |
4人 | 7個 | 5個 | 5個 |
スプレンダー ゲームの目的・勝利条件
(出典:ボードゲームアリーナ(Board Game Arena))
スプレンダーの勝利条件は『得点が15ポイント』に達することです。誰かが15ポイントに到達するとそのラウンドでゲーム終了となります。
スプレンダー ゲームの流れ
スプレンダーの流れをまとめていきます。
①宝石を獲得
自分の番になったらまずは宝石を獲得します。宝石を獲得するときは、「異なる色の宝石を3枚受け取る」か「同じ色の宝石を2枚受け取る」かの2つから選択します。
②発展カードを購入
(出典:ぼくボド)
宝石が貯まったら発展カードを購入することができます。場の発展カードに描かれている宝石を支払えば、そのカードを購入できます。カードの左下に発展カードを購入するのに必要な宝石チップの数が書かれており、その分の宝石チップを支払うことでカードを購入できます。
購入したカードは自分の前に置いて、場に新しい発展カードを補充します。
③発展カードを確保
各アイテムの紹介でも述べたようにどうしても欲しい発展カードをのちに入手できるようにカードを確保することができます。
④貴族タイルで得点ゲット!
(出典:ぼくボド)
最後に「貴族タイル」を入手していきます。
点数を得るためには、発展カードを獲得する以外に「貴族タイル」を獲得するという方法があります。「貴族タイル」にも発展カードと同じようなマークがついていますが、貴族タイルは宝石トークンで買うことはできません。
貴族タイルをゲットするための条件は「貴族タイルに描かれている宝石分の発展カードを持っていること」です。たとえば、「緑3つ、青3つ、白3つ」の宝石が描かれた「貴族タイル」があって、その宝石分の発展カードを揃えたら、その貴族タイルがもらえます。
(出典:ぼくボド)
スプレンダー ルール 説明
(出典:ボードゲーマ)
スプレンダーは宝石を獲得してその宝石をもとに発展カードを購入。その後貴族タイルまで獲得しながら15点をめざしていくボードゲームです。
相手の宝石チップを奪う、など直接的な妨害はないものの、発展カードを予約(確保)することで相手に得点を与えず、優位に進めることができるようになるなど、ルールこそ単純なものの、奥深いボードゲームと言えます。
スプレンダーの魅力
(出典:ぼくボド)
スプレンダーの最大の魅力は、いつ、どの発展カードを獲得するかという駆け引きです。カードを獲得する準備をしつつ、相手に欲しいカードを取らせないように先に確保しておくということもできますが、確保できるカードの枚数が3枚までとなっているため、組み合わせてプレイするなど、立ち回りを考えながらプレイする必要があります。
ゲーム内容としては単純ですが奥深く、繰り返してプレイしても新たな楽しみが生まれるゲームです。
スプレンダーはオンラインでも楽しめる!
スプレンダーは、ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「ボードゲームアリーナ(Board Game Arena)」で遊ぶことができます。
オンラインでプレイする場合、今何ができるのか表示もされるため、初心者が「とりあえずやってみる!」というのにもおすすめです。
【まとめ】スプレンダーのルールを覚えて遊んでみよう!
(出典:ホビージャパン)
宝石商となって宝石を手に入れるだけで無く、貴族までゲームに関与してくるスプレンダー。ルールも非常にシンプルで初心者でも楽しむことができます。ルールこそシンプルですが、駆け引き要素も非常に多く、上級者でも十分楽しむことのできる内容となっています。
1体1の『宝石の煌き:デュエル』も発売されていますので、夫婦、恋人と楽しむのもおすすめです!