見た目と中身が全然違うゲームは非常に多いですよね。可愛いデザインのゲームだけどやってみたらそんな可愛さ全くないなんてことはザラにあります。
今回ご紹介するAzul(アズール)もその部類の一つです。とても綺麗な見た目に反したバチバチの心理、戦略戦を楽しむことができるAzulのルール、遊び方を紹介していきます!
Azulの基本情報
(出典:Hobby JAPAN)
Azul(アズール)はタイル職人となって壁のタイルを埋めていくのが目的です。
“タイル職人”というだけあって使うピースはカラフルでおしゃれなデザインですが、実際のプレイシーンではガチガチの心理戦、戦略が求められ、「2018年ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞している、世界的に評価の高いゲームです。
- 発売時期:2018年
- プレイ人数:2〜4人
- プレイ時間:30分〜45分
- 対象年齢:8歳以上
Azulの初期配置と内容物
Azul(アズール)の初期配置と内容物を紹介していきます。
初期配置
(出典:Amazon)
手元にプレイヤーボードを置き、テーブルの中央に数枚の丸皿を置き、袋からランダムに取り出したタイルを4個ずつのせて準備完了です。
使用しないタイルは袋の中に入れておきます。
内容物
(出典:Amazon)
- タイル 100枚
- プレイヤーボード 4枚
- 工房展ボド 9枚
- 丸皿 4個
- 先手プレイヤーマーカー 1個
- 布袋 1枚
Azul ゲームの目的・勝利条件
Azul(アズール)は、プレイヤーがタイル職人となり、宮殿の壁をカラフルなタイルで装飾するゲームです。
プレイヤーはテーブル中央のいずれかの「工房展示ボード」上にある同色のタイルすべてを取って、自分のプレイヤーボードの「図案ライン」上のいずれか1段に配置します。
これを、テーブル中央のタイルが無くなるまで順番に続けます。
次に、自分の図案ライン上のいずれか1段にあるタイル1枚を、右側の「壁」の指定された場所に配置します。配置の結果により得点を獲得し、もしゲーム終了条件を満たしていなければ、工場展示ボードにタイルを補充して次のラウンドを実行します。
これを繰り返し、誰かが自分の壁にタイル5枚を横一列に配置したらゲームは終了となります。
最後に壁に配置したタイルの結果次第でボーナス点を加算し、得点が最も多いプレイヤーが最高のタイル職人として、ゲームに勝利します。
Azul ゲームの流れ
各ラウンドは「タイルの獲得フェイズ」と「壁の装飾フェイズ」で構成されています。
①タイルの獲得
(出典:ホビージャパン Xアカウント)
まずは、タイルの獲得フェイズです。タイルの獲得方法は
A. 丸皿から取る
B. 中央から取る
の2つ方法があります。
A.「丸皿」から取る場合
(出典:ニコボド)
1つの丸皿にある1色全てのタイルを獲得し、残ったタイルは場の中央に移動します。
例えば、丸皿に「黒のタイル2つ、オレンジ、水色が1つずつ」ある場合、黒のタイル2個を獲得して、残りのタイルを場の中央に置く、といった具合です。
B.「中央」から取る場合
A.で選択されなかったタイルが場の中央に集まっていきます。その場の中央にあるタイルから1色全てのタイルを獲得することもできます。
選ばなかったタイルはそのまま場の中央に置いておきます。
②図案ラインに配置
(出典:ニコボド)
タイルを獲得したら、プレイヤーボード左側の「図案ライン」に配置します。
図案ラインには5段あり、それぞれ1〜5個タイルを置けるようになっています。獲得したタイルを任意の段に“右詰め”で置いていき、1つの段全てにタイルが配置されたら、その段は完成です。できるだけ多くの段をタイルで一杯にすることを目指しましょう。
タイル置き方のルール
(出典:ホビージャパン Xアカウント)
図案ラインにタイルを配置していくにあたって重要なルールが2つあります。
ルールA:同じ段には同じ色しか置けない
既にタイルが置かれている段には「同じ色」しか置けません。
例えば、“既にオレンジのタイルが置かれている”場合、続けて置けるのは同じオレンジのタイルだけです。水色など、その他の色のタイルは置くことができません。
ルールB:置けないタイルは床ラインへ
複数のタイルを置いている途中でその段が一杯になってしまった場合、余ったタイルはボード下部にある「床ライン」に置かなければなりません。
そして、床ラインに置くことは“タイルを床に落としてしまった”となり、そのタイルはマイナス点になります。
③タイルがなくなったら獲得フェイズ終了
「①タイルの獲得」「②図案ラインに配置」をしたら、次のプレイヤーの手番になります。
この①・②を繰り返し、場の全てのタイルが無くなったら、タイルの獲得フェイズ終了です。
④タイルを壁に貼る
タイルの獲得フェイズが終わったら、次は「壁の装飾フェイズ」です。
先ほどの図案ラインの中で横一列タイルで埋まっている段は「図案が完成したタイル」として右側の「壁エリア」にある“同じ段の同じ色の壁”に配置します。完成したタイルを移動させた後、同じ段に残ったタイルはゲーム外に取り除きます。
未完成の段は、次のラウンドに引き継ぐ
未完成の段は、そのまま次のラウンドに引き継ぎます。
⑤壁にタイルを配置すると点数獲得
壁にタイルを配置することで、点数を獲得します。基本的にタイル1枚を壁に貼ることで“1点獲得”となります。ただし、タイルが上下左右に繋がることで得点がアップします。置いたタイルの上下・左右に繋がっているタイルがあれば“繋がっている枚数分の点数”が入ります。上下に3枚繋がれば3点獲得、左右に4枚繋がれば4点獲得となります。
得点計算が終わったら、壁の装飾フェイズの終了です。
⑥ラウンドの終了
壁の装飾フェイズが終わったら、ラウンド終了となります。そして、ゲーム開始時と同じように、丸皿の上にタイルを4個ずつ置いて、①~⑤を繰り返し、“誰かが壁タイルを横一列に5枚並べる”とゲーム終了となります。
⑦ゲームの終了
(出典:ニコボド)
誰かが壁のタイルを横一列に5枚並べると、ゲーム終了です。
ゲーム終了時には、以下の“得点ボーナス”があります。
- タイルが横一列並んだら2点
- タイルが縦一列並んだら7点
- 同じ色のタイルを5枚配置したら10点
これらの得点ボーナスを加算し、最後に点数が最も高い人の勝利となります。
Azul ルール 説明
Azulは場に出ているタイルをルールに従って獲得し、壁エリアをどんどん埋めていき、その得点を競うゲームです。
プレイヤー全員で共通の“場”を使用するため、自分の得点だけでなく、他のプレイヤーの得点を妨害することも重要となり、その駆け引きを楽しむことができるのも魅力です。
Azulはオンラインでも楽しめる!
Azulは、ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「ボードゲームアリーナ(Board Game Arena)」で遊ぶことができます。
勝ち上がりトーナメントも開催されているので、慣れてきたら腕試しをしてみるのもおすすめです!
【まとめ】Azulのルールを覚えて遊んでみよう!
(出典:Gingazin)
タイルが綺麗で、ビジュアル重視のゲームかと思いきや、2人でプレイすると戦略を立てやすく妨害しやすいのでシビア、4人だとそのシビアさが緩和するものの、考える対象が増えていく、かなりガチでの心理戦、頭脳戦を楽しむことのできるゲームとなっています。
対象年齢も8歳以上と小学生から楽しむことができ、年齢に応じた楽しみ方ができるのも魅力です!
これからクリスマス、正月と親戚で集まる機会も増えるでしょうからみんなで楽しんでみてはいかがでしょうか!