家族や友人と2人の時、ワイワイ会話を楽しんでいても、どこかのタイミングで話が尽きてしまうことがありますよね。
そんな時に便利なのは、ルールが簡単なボードゲームです。今回紹介する『ガイスター』は非常にシンプルなルールながら相手の心理を読み合う楽しさを味わえるボードゲームです。
ぜひルールを把握してプレイしてみてください!
ガイスターの基本情報
(出典:JELLYJELLYSTORE)
ガイスターは2人用ゲームの傑作。将棋やチェスのような要素もありながら、簡単なルールで奥が深いゲームです。製作者の巨匠アレックス・ランドルフさんが日本滞在時に将棋を学び、それにインスパイアを受けた老若男女が楽しめるのも魅力です。
ちなみに、作者のアレックス・ランドルフさんは『ハゲタカのえじき』なども発表しており、それだけでも「どんな心理戦が楽しめるのだろう」と期待してしまいますよね!
- 対象年齢:8歳~
- 人数:2人
- 時間:20分
- 分類: 将棋系、戦略、ハッタリ
- 作:Alex Randolph(アレックス・ランドルフ)
- 生産国:イスラエル
- 初版発行日:2011年
- 製作:メビウスゲームズ (日本)
- 受賞:ドイツ年間ゲーム大賞セレクション(1982年)、ゆうゲームズ
ガイスターの初期配置と内容物
《内容物》
(出典:百町森)
ガイスターの内容物は
- ゲームボード(6×6マス):1個
- オバケコマ:16個
- マーカー:16個 (赤青各8個)
- ルールシート:1個
です。
マーカーはプレイ前にオバケコマにはめこみましょう。
《初期配置》
(出典:JELLYJELLYSTORE)
互いに赤/青のマーカーをはめたオバケコマをそれぞれ4つずつ受け取り、それをボードに並べていきます。
並べ方は自由です。相手にオバケコマが“いいオバケコマ”なのか“悪いオバケコマ”なのかがわからないようになっていれば36マスのどこに設置しても構いません。配置から初手、探り合いが始まっています。
以上で準備は完了です。早速プレイしてきましょう。
ガイスター ゲームの目的・勝利条件
ガイスターの勝利条件は以下のうちいずれかを達成することです。
- 相手のよいオバケコマ4個全てを取る。
- 相手が自分の悪いオバケコマ4個全てを取ってくれる。
- 相手の陣の角にある出口から自分のよいオバケを脱出させる。
オバケコマは将棋やチェスのように相手のコマと同じマスに自分のコマを進めることで取ることができます。
ガイスター ゲームの流れ
(出典:百町森)
ここからはゲームの流れを紹介していきます。
出番ですること
(出典:LITTLE FOREST)
ガイスターは他のボードゲームと同様に、自分と相手で順番に手番をこなします。
自分の順番になったら、自分のオバケコマ1個を前後左右に一マス移動させます。斜めに動くことはできません。
自分がコマを動かしたら次は相手の番です。やることはこれだけです。
相手のオバケコマを取ったり、ゴールを目指して自分のコマを進める
(出典:LITTLE FOREST)
コマを進めて相手のコマを取ったり、自分のコマを外に逃すという、やることは非常にシンプルで、誰でも楽しめるようなゲームです。
ただ、そこに“悪いオバケコマを全て取ったら負け”というルールが加わることにより心理戦の要素が加わります。手当たり次第相手のコマを取っていくと悪いコマを撮らされているだけなのかもしれません。
オバケコマが逃げようとしているのが“ブラフ”なのか、勝利を目指しているのか、目の前に駒があってもそれを取っていいのか、実はバチバチの心理戦が展開されるボードゲームです。
ガイスター ルール 説明
(出典:LITTLE FOREST)
ガイスターは自分の“いいオバケコマ”を逃すか、目の前の相手のコマを取るのかを、常に選択しながら進めていくボードゲームです。
コマは自分の手番につき1個、前後左右に動かすことができます。そうして
- 相手のいいオバケコマを全て取る
- 自分の悪いオバケコマを全て取らせる
- 自分のいいオバケコマを外に逃す
のいずれかを目指していきます。ルールはこれだけ。最大限ルールを省き、シンプルすぎるほどのルールしかないため、心理戦が展開されます。
ガイスターの魅力
(出典:LITTLE FOREST)
ガイスターは非常にシンプルで誰でもプレイできるボードゲームですが、シンプルだからこそ魅力もたくさん詰まっています。
魅力①初期配置から心理戦が始まるハラハラ感
初期配置が決まっていないので、オバケコマの配置をプレイヤーが自由に置けます。そのため、相手がどういう風に攻めてくるか分からず、その配置から心理戦が始まります。
初期配置によって後手に回ることもあるでしょうし、優位に進めることもできる面白さがあります。
魅力②コマを取り合う心理戦
序盤は相手のコマを深読みせずに奪い合う展開ですが、徐々にコマを取る行為にもプレッシャーがかかってきます。
特に、悪いオバケコマを3個取ってしまうと後がなくなるため、緊張感が高まります。反対に、いいオバケコマが3個取られた後のプレッシャーは半端ないです。
攻撃も考えながら守備を考えなければならない緊張感、プレッシャーは非常に大きなものがありますが、それが最大の魅力といえます。
ガイスターはオンラインでも楽しめる!
ガイスターは、アプリを利用することでオンラインでも楽しむことができます。
『にゃんスター』というタイトルでこちらからダウンロードページに移遷できますので、ぜひプレイしてみてください。
【まとめ】ガイスターのルールを覚えて遊んでみよう!
(出典:メビウスゲームズ)
今回は将棋のエッセンスがふんだんに取り入れられたボードゲーム『ガイスター』についてルールや魅力を紹介してきました。
オバケコマを使った“ブラフ合戦”が最大の魅力のゲームです。夫婦やカップル、仲の良い友人と一緒にプレイすることで、その人となりがよくわかるのも魅力的ですよね。
ルール自体はとても簡単で、プレイ時間10分〜20分程度、対象年齢も8歳以上と幅広い人とプレイできるので、ぜひプレイしてみてくださいね!