「森の小動物たちが街を作る」という、ワーカープレイスメント系のボードゲームで人気の『エバーデール(Everdell)』、皆さんはご存知でしょうか。日本語版も2020年に登場しボードゲーム界では話題になりました。今回はそんなエバーデールのルールや遊び方などをご紹介します。
エバーデールの基本情報
エバーデールは森に住む動物達が街を建設したり、仲間を増やしていきながら自分達の街を発展させていくボードゲームです。「ワーカープレイスメント」というジャンルにあたるこのゲームは、労働者(自分のワーカー)となるコマをマスに置いて資源を調達したり、カードをプレイすることで資源や得点を増やしていき、最終的に多くの勝利点を獲得した人が勝者となります。
(出典:amazon公式)
- 発売時期:2018年(※完全日本語版は2020年1月)
- プレイ人数:1〜4人
- プレイ時間:40分〜80分程度
- 対象年齢:13歳〜
- ジャンル:ワーカープレイスメント
- 日本語版販売:アークライトゲームズ
- 価格:8,580円(税込)
エバーデールの初期配置と内容物
エバーデールに入っている物はゲームの舞台となる立体的な大樹付きのゲーム盤1枚枚、様々な効果を持った動物&建物カード128枚、勝利カード1枚、特殊イベントカード16枚、森カード11枚、4種類の資源(果実トークン30個、小枝トークン30個、樹液トークン25個、小石トークン20個)、勝利点トークン30個、扉トークン20個、リス・ねずみ・カメ・ハリネズミ4種類の労働者コマ24個、基本イベントタイル4枚、8面体ダイス1個になります。
(出典:amazon公式)
初期配置はゲーム盤に大樹を置き、カードや資源を配置します。大樹の根元に山札をセットし、ボード中央には山札から8枚引いてそのカードを配置します。その他、「ボードの端」「大樹の上」「川沿い」などにカード・タイル・資源などをセットしたら準備完了です。
(出典:amazon公式)
エバーデール ゲームの目的・勝利条件
エバーデールの勝利条件・ゲームの目的は最後の季節「秋」が来るまでにプレイしたカードで5×3の配置をして、自分の手元に街を作ります。街を発展させていき勝利点や各カードに書かれている勝利点トークンを多く稼いだ人が勝者となります。
(以下画像の出典:YouTube公式 ボードゲームあそびばチャンネル)
エバーデールゲームの流れ
まず、ゲームを開始し自分の手番でできることは「コマの配置」「カードをプレイ」「季節の変更」のうちから1つのアクションを選んで実行します。
コマの配置
「コマの配置」をする場合、コマは動物の足跡マークのついた場所に配置することができます。足跡マークには綺麗に丸で囲まれている足跡マークと途中で丸が切れている足跡マークがあります。この違いは丸で綺麗に囲まれている足跡マークは1つのコマしか配置できず、コマを置かれたらその他のプレイヤーはそこに配置することができなくなります。逆に丸が途中で切れている足跡マークは複数のコマが配置されても大丈夫です。
配置する場所には指示の看板があり、その指示に従って行動します。小枝が3本描かれた看板であれば資源の小枝を3つ回収し、ベリーとカードが描かれた看板であればベリーを回収し、カードを1枚入手することができます。
配置したコマはその場所に置いたままにしておき、コマは季節の変更を実行する時に全て回収することができます。
カードをプレイ
カードはコストを払うことで使うことができます。エバーデールでのカードは手札または場のカードどちらからでも使用できるのが特徴的です。カードの左側に表示されているものがコストとなり使用でき、その他にもコストを支払わずに使うこともできます。例えばカードの上の方に「宿屋」と書いてあるカードであれば自分の街に宿屋があればコストなしで使用できるといったものです。
使ったカード、エバーデールでは「プレイしたカード」は自分の手元に最大で5×3の15枚まで置くことができ、このカードが「街」となります。カードには勝利点やカード効果など様々な種類があるのでどのタイミングでプレイするかが重要なポイントになってきます。
季節の変更
季節の変更は手元にコマがない状態であれば実行できるというもので、実行することでボード上に配置したあるコマを全て回収することができます。それに加えて大樹にセットしてあるコマを取ることができ、次の手番から利用できるコマが増える形になります。最終的に最後の「秋」では6個まで増えるのでどう配置していくかよく考えながら使用していきましょう。
最後の「秋」の手番が回ってどのアクションもできなくなったらそのプレイヤーのゲームは終了になります。最終的に全てのプレイヤーがアクションできない状態になった時点でゲームが終了となります。
ゲームが終わったら全ての勝利点・勝利点トークンを計算して一番点数が多かった人が勝者となります。
エバーデールの魅力
エバーデールの魅力はワーカープレイスメントに加えて楽しめるカードにあります。コストを払って使用するだけでなく、プレイしたカードによってカードのコンボを発動したりと、その奥の深さは果てしなくついついのめり込んでしまいます。最初のうちはシンプルなゲームに見えてなかなか難しく感じるかもしれませんが、カードのコンボがうまくいった時の感じはなんとも言えない経験になり、癖になってしまいます。
エバーデールはオンラインでも楽しめる!
エバーデール(Everdell)は、オンラインプラットフォームとしても有名な「STEAM」で遊ぶことができます。
【まとめ】エバーデールのルールを覚えて遊んでみよう!
今回はエバーデール(Everdell)の遊び方やルールについてご紹介しました。やればやるほど楽しくて癖になってしまう魅力のあるボードゲームのエバーデール。動物達で街を作っていくというワーカープレイスメントに加えて楽しめるカードが盛りだくさんと奥の深さに驚かされます。オンライン版であればSwitchなどでもプレイできるので興味があれば一度遊んでみてはいかがでしょう。