古代の戦争をモチーフとした究極の2人用ボードゲームと話題の『バトルライン(Battle Line)』、ポーカーのように役を作り勝敗を決め、互いの旗を取り合っていくシンプルでありながら奥の深さのあるゲームです。今回はそんなバトルラインのルールや遊び方についてご紹介します。
バトルライン(Battle Line)の基本情報
『バトルライン』は、古代の戦争がモチーフになっている2人用のゲームで、列ごとにポーカーのように役を作って全部で9つあるフラッグを奪い合い勝敗を決め、最後に多くのフラッグを獲得していた方が勝者となります。
(以下画像の出典:YouTube ボードゲームあそびばチャンネル)
- 発売時期:2023年4月(2023年版)
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:30分程度
- 対象年齢:8歳以上
バトルライン(Battle Line)の初期配置と内容物
クロノノーツゲームから販売されているバトルライン日本語版に入っている内容物は、部隊カードが60枚(6色10枚ずつ)、戦術カードが10枚、フラッグが9個となっています。初期配置はプレイヤー同士互いの間にフラッグを9つ横に並べ、部隊カードはよくシャッフルし、各プレイヤー7枚ずつ配ります。残った部隊カードは山札となり、戦術カードを使う場合はそちらもシャッフルし、部隊カードとは別に山札を作ります。
バトルライン(Battle Line)ゲームの目的・勝利条件
ゲームの目的・勝利条件はフラッグを5つ獲得するか、連続して3つのフラッグを獲得するかが勝利条件となります。9つあるフラッグを如何に自分の思うように獲得していくか、戦術カードを使ったついルールで遊ぶのであれば戦術カードも考慮した上での戦術が鍵となります。
バトルライン(Battle Line)ゲームの流れ
ゲームの流れは交互に手札から戦術カードや部隊カードを1枚選び表向きにして置いてあるフラッグの前に置いていきます。各フラッグに対し部隊カードは最大で3枚まで配置でき、その配置したカードの組み合わせで強さが変わります。
配置したら手札を補充します。部隊カードの山札または戦術カードの山札から1枚を補充し手札を7枚に戻すという流れになります。
フォーメーション(3枚の組み合わせ)「ホスト(色も数字もバラバラ)」が一番弱く「スカーミッシャー(数字の連番)」「バタリオン(同じ色)」「ファランクス(同じ数字)」「ウェッジ(同じ色で連番)」の順に強くなります。※ポーカーでいう「ブタ」→「ストレート」→「フラッシュ」→「スリーカード」→「ストレートフラッシュ」のようなイメージです。
これを繰り返しながら役を作り相手より強いフォーメーション(3枚の組み合わせ)を作った部隊がフラッグを獲得していきます。
最終的に9つあるフラッグを連続して3つ獲得するか、トータルで5つ獲得した方が勝者となります。
バトルライン(Battle Line)ルール 説明
役についてはゲームの流れで紹介しましたのでここからは少し深ぼってルールを説明していきます。互いに同じ役になった場合は数字の合計が多い方が勝者となります。また、カードを出す順番はフォーメーションには影響されません。戦術カードの効果については以下になります。
カード名 | 説明 |
アレキサンダー(リーダーカード) | このカードはワイルドカードでフラッグを獲得する際に好きな色と数字を選ぶことができるカード。※各プレイヤーはリーダーカードを1枚しか使用できず、仮に2枚目のリーダーカードを引いた場合、ゲームが終了するまでカードは使用できず手札に残り続けます。 |
ダリウス(リーダーカード) | このカードはワイルドカードでフラッグを獲得する際に好きな色と数字を選ぶことができるカード。※各プレイヤーはリーダーカードを1枚しか使用できず、仮に2枚目のリーダーカードを引いた場合、ゲームが終了するまでカードは使用できず手札に残り続けます。 |
援軍騎兵 | フラッグを獲得する際、好きな色の8のカードとして使用できます。 |
盾 | フラッグの獲得をする際に、1・2・3の好きな数字と色を選び使用できます。 |
霧 | 霧カードが配置されたフラッグでは、完成したフォーメーションに関係なく、両プレイヤーが3枚ずつ配置したカードの合計値が多いプレイヤーによって獲得されるルールに変わります。 |
泥濘 | 泥濘カードが配置されたフラッグでは、4枚のカードでフォーメーションを作るルールに変わります。※フォーメーションは、4枚のカードを同じ色や連番にしなければいけません。 |
偵察 | 部隊カード・戦術カードの山札から好きな組み合わせで3枚のカードを手札に加え、手札から好きな2枚のカードを選んでそれぞれ対応する山札の一番上に裏向きにして戻すことができます。※偵察カードを使用したターンでは手札がすでに7枚になっているので、手札の補充はスキップされます。 |
配置転換 | まだ獲得されていないフラッグに配置されている自分の部隊カード、または配置された士気高揚戦術カード(リーダーカード・援軍騎兵・盾・霧)の中から任意の1枚を選び、そのカードを他のまだ獲得されていないフラッグの自分の場所へ移すか、ゲームから取り除くことができます。※取り除く場合カードは表向きで置いておき、何のカードであったか公開しておきます。 |
脱走 | まだ獲得されていないフラッグに配置されている相手の部隊カード、または配置された士気高揚戦術カード(リーダーカード・援軍騎兵・盾・霧)の中から任意の1枚を選び、そのカードをゲームから取り除くことができます。※取り除くカードは表向きで置いておき、何のカードであったか公開しておきます。 |
裏切り | まだ獲得されていないフラッグに配置されている相手の部隊カード1枚を選び、そのカードをまだ獲得されていないフラッグの自分側へ配置することができます。 |
バトルライン(Battle Line)の魅力
バトルラインは一見するとポーカーで争いながらフラッグを獲得していくだけのシンプルなゲームのように思えるかもしれません。しかし、戦術カードを使用することで戦況がひっくり返ったり、その場の勝負だけでなく9つのフラッグを如何に獲得していくかの戦術・やり取りはこのゲームの大きな魅力と言えます。
バトルライン(Battle Line)オンライン版は現在確認されていない
(これだけ魅力的なバトルライン(Battle Line)ですが、現在はオンラインで遊べるプラットフォームはないようでした。ボードゲームのオンラインプラットフォームとして有名な「ボードゲームアリーナ(Board Game Arena)」で遊べればさらに盛り上がると思いますが、今はオンライン版が登場してくれることを待ちましょう。
【まとめ】バトルライン(Battle Line)のルールを覚えて遊んでみよう!
シンプルなゲームながら奥が深いバトルライン(Battle Line)、考える範囲が多くそのやり込み要素も豊富です。基本ルールで楽しんでみてなれてきたら戦術カードも入れ楽しむこともできます。大人から子供まで楽しむことができるバトルライン、ぜひ一度プレイしてみてください。