子供から大人までワイワイ楽しめるボードゲーム。お花見や正月などで家族と一緒に遊ぶ人もいるのではないでしょうか。今回、この記事では大人数でワイワイ遊べるボードゲーム「コヨーテ」についてルールや遊び方を解説していきます。是非、最後まで読んでみてください。
コヨーテの基本情報
コヨーテは、自分のカードを見ずに、周りのカードを見て合計値を宣言。そして前の人がした宣言が嘘かどうかを見破るゲームです。前プレイヤーが場の合計値を超えたと思ったら「コヨーテ」と宣言します。相手の表情を見て駆け引きをしていく、トランプのインディアンポーカーにイメージが近いゲームです。単純な合計だけでなく、特殊能力もあるので、より深い戦略性が楽しめます。
- 発売時期:2003年
- プレイ人数:2人~10人
- プレイ時間:20分~30分
- 対象年齢:10歳以上
(出典:ニューゲームズオーダー)
コヨーテの初期配置と内容物
コヨーテの初期配置や内容物について紹介していきます。
初期配置
各プレイヤーは、身代わり人形のライフカードを、人形が2体表示されている状態で自分の手元に置きます。また、スペシャルカードを使用して遊ぶ場合は、6つの効果が表示されている面を表示して各プレイヤーの手元に置きます。
(出典:ニューゲームズオーダー)
内容物
内容物は以下の通りです。
- ナンバーカード:36枚
- ライフカード:10枚
- 仮面カード:10枚
ナンバーカードの内訳
ナンバーカードの内訳は以下の通りです。カッコはカードに表記されている数値になります。
カード名 | 枚数 | |
基本カード | コヨーテカード(1/2/3/4/5/10/15/20) | 26枚 |
おばけカード(0) | 3枚 | |
兵隊カード(-5/-10) | 3枚 | |
特殊カード | 夜カード(0) | 1枚 |
酋長カード(×2) | 1枚 | |
キツネカード(MAX→0) | 1枚 | |
ほらあなカード(?) | 1枚 |
コヨーテ ゲームの目的・勝利条件
コヨーテの目的や勝利条件を紹介します。
(出典:JELLY JELLY STORE)
ゲームの目的
他人のカードを見て、合計を予測します。前の人が宣言した数値より大きな数を宣言するか、前の人が宣言した数値が全プレイヤーのカード合計値より多い場合は「コヨーテ(ダウト)」と宣言し、合計を計算します。前プレイヤーの宣言数が合計を超えている場合は、前プレイヤーが失敗となりライフが1つ減ります。前プレイヤーの数値が合計以下で問題ない場合は、「コヨーテ」を宣言したプレイヤーが失敗となります。
(出典:JELLY JELLY STORE)
勝利条件
最後の1人になるまで生き残ることができれば勝利になります。自分の人形カードが無い状態で宣言に失敗した場合はゲームオーバーとなり、敗北になります。人形カードは2回まで失敗を身代わりしてくれます。
コヨーテ ゲームの流れ
コヨーテのゲームの流れを説明します。
(出典:ボドゲーマ)
- 事前準備
各プレイヤーは、身代わりカードを人形が2体いる表向きで各プレイヤーの前に配置します。同様に、仮面(特殊能力)カードを使用する場合は、能力面を表向きに配置します。
- カードを配る
ナンバーカードをよくシャッフルし、1枚ずつ裏向きで配ります。残ったカードは山札として裏向きに重ねて置いておきましょう。
- ゲームスタート
じゃんけん等をして、最初のプレイヤーを決めたらゲームスタートです。各プレイヤーは配られたカードを額にあてて、自分は見えない状態にしてください。
- 最初のプレイヤーから数値を宣言
最初のプレイヤーは、合計値より少ないと思う数値を宣言します。宣言する値に上限はありませんが、整数かつ1以上の数を宣言しなくてはいけません。(0や小数点はNG)
- 次のプレイヤーに
ゲームは時計回りに進行していきます。次のプレイヤーは以下の行動をとります。
- 前の人が宣言した数値より大きい数を宣言する
- 前の人が宣言した数値が合計より多いと思ったら「コヨーテ」を宣言する
- 仮面カードの効果を使用する
- 誰かがコヨーテと言うまで繰り返す
誰かが「コヨーテ」と言うまで順番に交代しながら宣言する数を上げて繰り返します。
仮面カードを使用した場合は、カードの効果を宣言して次の人に。仮面カードは裏向きにして、現在のゲーム中は使用できなくなります。
コヨーテと制限されたら、前の人が宣言した数値が合計より大きいか判定します。各プレイヤーは額のカードを場に出し、先に基本カードから合計を計算し、その後特殊カードを計算します。
- ライフを減らす
「コヨーテ」と宣言された数が合計値を超えていた場合、数値を宣言した前プレイヤーが負けとなりライフを1つ減らします。合計値を超えていなかった場合は、「コヨーテ」を宣言した人が負けとなります。ライフカードは人形が2つの場合は裏返して1つに、1つの場合はライフカードを除外します。ライフカードがすでにない状態で負けた場合は、失格となりゲームから脱落します。
- 次のゲームへ
敗北プレイヤーのライフを減らした後は、次のゲームを開始します。場に出したカードを除外し、山札から再度カードを配ります。山札が無い場合は捨て札をシャッフルして山札を作成。前回負けたプレイヤーから合計値を宣言していきます。負けたプレイヤーが脱落している場合は、前回の勝者から宣言していきます。仮面カードは再度表向きに戻します。
- 最後の1人になるまで繰り返す
2から8までを繰り返し、最後まで生き残った人が最終的な勝利となります。
(出典:ボドゲーマ)
コヨーテ ルール 説明
(出典:JELLY JELLY CAFE)
コヨーテをプレイしていて特殊な場面の対処法を紹介します。
キツネカードの効果について
キツネカードは、数値が最も大きいカードの値を「0」にします。もし、最も大きい数値が2つ以上ある場合は、1つだけが「0」になります。
宣言する数値について
宣言する数値に上限はありませんが「1以上の整数」でなくてはいけません。0や小数点の数字は宣言できないので注意しましょう。
仮面カードの効果について
仮面カードの効果は、以下の6つの能力内1つが使用できます。
- SAME(セイム):パスが出来ます。次のプレイヤーは続けて「SAME」できません。
- DOUBLE(ダブル):数値宣言後、「ダブル」を掛けるとダメージ2倍になります。もし次のプレイヤーが「コヨーテ」をした場合、負けたプレイヤーはライフが2減ります。
- REVERSE(リバース):順番を逆回りに変更します。
- DRAW(ドロー1):数値宣言後、プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーは山札からカードを1枚追加します。DRAWは1ゲームにつき1回までとなっており、誰かが使用すると他プレイヤーは使用できません。
- CHANGE(チェンジ):前プレイヤーが宣言した数字を変更させます。前回より多い新しい数値か「コヨーテ」が宣言できます。
- SHOT(ショット):数値宣言後、次の番のプレイヤーを選択できます。
コヨーテの魅力
(出典:ボドゲーマ)
コヨーテの魅力について紹介します。
シンプルなルールで気軽に楽しめる
コヨーテのルールは、最初は戸惑うかもしれませんがシンプルなルールなので1回やればすぐに理解できます。子供から大人まで楽しめるボードゲームです。
大人数でも楽しめる
コヨーテは、1つのパッケージで10人まで遊べるようにできています。もし、11人以上でやりたい場合はもう一つパッケージを購入してライフカードなどを使用しましょう。
コヨーテはオンラインでも楽しめる!
コヨーテは、フリーゲーム配信サイト「unity room」にてオンラインで遊べます。パソコンのブラウザから遊べるので、オンライン飲み会としてワイワイ遊ぶのに最適です。
【まとめ】コヨーテのルールを覚えて遊んでみよう!
(出典:JELLY JELLY CAFE)
今回は、ボードゲーム「コヨーテ」について解説しました。シンプルなルールながら読み合いなどで奥が深いゲームです。コヨーテに興味がある人は、この機会に購入して遊んでみては如何でしょうか。